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2006/10/30

甘えと無知

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(昨年撮影)

阿佐谷ジャズストリートが今年も開催された。
駅前ゴールド街では黄色いテントの「人間ジュークボックス」が
今年も元気にトランペットの音色を響かせている。
客のリクエストに応じて、懐メロから最新ヒット曲まで
器用に吹きこなすのだから、中の人も大した腕前だ。

さて、ここ数年は決まって同じバーに入ってジャズを聴いている。
ステージ後には普通のバーになる店だから、
多くの客が去った静かな店内で、少し酒を飲んでから帰るのが通例。

カウンターに並んだ客は数学の教員だという。
偉そうにも、そこでつい説教めいたコトを言ってしまった。
世の中、常に単一の正解があるとは限らない。社会で役立てるよう、
自分で考えて答えを出すコトの大切さを、ぜひ伝えていただきたい云々。

「たしかに、解法を知らないから教えてくれと聞いてくる生徒は多いですね」

少子化時代、学習塾は集合教育から個人指導へ比重を移しつつある。
問えば必ず答えが得られる環境で大学入試に必要な知識を詰め込む。

「手取り足取り教えてもらっているおかげで、余計に
自分で解法を考えなくなってしまっているのかもしれません」

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」の格言も時代遅れか。

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