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2006/10/21

背中で見てる間に流れていってくれ

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先の大戦を描いた小説に、主人公が高円寺の川を渡る場面があった。
荻窪から東中野にかけて流れ、神田川に注いでいた桃園川のことだ。

桃園川は、今は川の姿をしていない。
昭和40年代に暗渠となった。

かつては住宅街の中、生活排水を集めて流れていたものと思われる。
周辺が農地だった頃は地面に吸い込まれていったはずの雨水が、
住宅ばかりになると土中でなく水路に直接流れ込む。
豪雨のたびに増水し、氾濫の危険があるので暗渠にしたのだという。

現在、旧桃園川の流賂の一部は緑道として整備されている。
道になっても、かつての川に玄関を向ける住宅はない。
桃園川の水は見る者もなくただ神田川に向けて静かに流れている。

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