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2006/11/08

出張旅行記(1) 海辺の城

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寄り道は大好きだ。
出張の際、ついでに寄り道が可能なスケジュールだったりすると、なお嬉しい。
過去の写真やメモなどを元に、その幾つかを紹介しよう。

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讃岐国丸亀城。

本四連絡橋・瀬戸大橋の四国側、宇多津町の西隣が丸亀市だ。
丸亀城は、標高60mくらいの天然の山を活かして作られたという。

その出張は、まず静岡県内で仕事をして、翌日に愛媛県で
別の仕事をするという日程で、移動時間は充分にあった。
どこかで途中下車して一泊するつもりで、まず岡山市内の宿を探した。
ところが、何かのイベントがあったか岡山周辺の宿は満室ばかり。
ならばと瀬戸内を渡った丸亀を選んだ。

愛媛に向かう出張2日目、早起きして丸亀城を散策した。
天守閣はわずか三層のみ。だが、今でも木造のまま残っている。

このあたりは「讃岐富士」をはじめ孤立した小さな山が多い。
かなり風化が進んだ地形だ。火山もほとんどが風化しきってしまい、
マグマが固化した火道の部分だけが残っているのであろう。
他は、ほとんど平地になっている。

丸亀城は、そうした小山の中で、海に近いものを選んで建てられた。
天守閣から見下ろすと、すぐ目の前に海があるように感じる。
ほとんど邪魔な地形は見当たらない。天候が良ければ対岸まで見えるだろう。
目の前の瀬戸内海を行き来する船を見張ったり、
睨みを利かせるには絶好のポイントである。

平地からいきなり立ち上がる山腹は、もとより相当な急傾斜だったようだ。
丸亀城の築城者は、それをさらに急峻な石垣に作って守りを固めた。
その分、天守閣は必要充分な小ささに落ち着いたのだろう。

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ちなみに、高松城では逆に波打ち際が選ばれた。
海水を堀に引き込んでいるくらい低い場所で、
城内の船着場から迅速に船を出せるのが特徴だ。

同じく讃岐国の、瀬戸内に面した2つの城の好対照は気に入っている。

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