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2006.12.02

理系用語で読み解く社会(6) 木で花を括れるか

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木に竹を接ぐ、というのはバイオテクノロジーの発達で完全に無理だとは言えなくなった。
「ポマト」が作られたのは、かれこれ四半世紀も前だったか。
とはいえ、もともと無理なコトのたとえであり、否定されるべき行為とみられる。

しかし何故か、非人為的な生命の継承なら肯定的イメージが漂う。
その差はつまるところ、生命という神秘の世界にヒトの手を入れるコトは許されない
といった、ある意味で原始的な、ある意味で根源的な思想があるのだろう。

そんなコトを思いつつも、無理が通れば道理が引っ込むのがヒトの世間。
なんとなく、無理を通して道理を引っ込めてはならん、という戒めに思えてきた。
まあしかし戒めというのは、得てして破られるモノでもあるのだよな。

でもって、戒めが破られた結果さらなる悲劇か喜劇が待っているというのも、
またよくあるハナシなのだと思う。
新しいモノゴトには、たいてい何らかの予測不能な部分があって、それが良い方にも悪い方にも出るのだろう。

そういうコトを考えるとき、畑村洋太郎が提唱する「失敗学」は参考になる。理系に限らず。

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