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2007/10/10

毒にも薬にもなるシキタリスの花

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シキタリというのは、
これまでヒトがシてキタ(リ)しコトの集大成。
原則として古くから仕来るモノゴトを総じていう。

ただし、近現代西洋的ベストプラクティスなどとは微妙に違う。
「べき」が集まるプラクティスとは逆に、
「べからず」が集まりやすいのがシキタリの特徴らしい。

理由を考えてみた。

過去の大きな問題に対して反省し、
重大なコトをしでかさぬよう戒めるのが
シキタリというもので、

そうしてできたシキタリスは、
ヒトの生命や組織の存続に関わるような
大切な部分にこそ強く効く。

だが副作用もまた強い。かつてのシキタリの中には、ときには
近代的な概念でみれば人権侵害や犯罪になりかねないものまである。
それゆえ使い方には注意が必要。

さらに経験という文脈を取り去って精製されたシキトキシンとなると、
単なるコトバとなってしまった教訓では法律の条文と同様、
何があっても守らねばならぬものとなってしまう。

ヨノナカの体質がコロコロ変わる、
いわば不安定な情勢が続く中で
症状に合わせた処方をせねばならぬというのに、

副作用が出たから使えません/使いません
とばかりシキタリの全てを否定してしまうのでは、
クスリを作ってきた連中も浮かばれまい。

と思うのだが如何か。

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