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2007.11.19

半生紀(9) 流ー転わーく

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2人での生活にかまけていた、と言えるかどうか……。

否定すれば嘘になる。2人で暮らす幸せを味わっていたのだから。
しかし生活を維持するための仕事にも必死だったワケだから、
完全に肯定するコトもできまい。

再就職先からは、1年ちょっとで退職した。
ごく小さな会社で社長に好かれなかったのだから、どうしようもなかった。
もちろん、好かれなかった側に落ち度がなかったとは、決して言えないが。

幸いにして次の就職先はすぐに見つかったが、2カ月も経たぬうちに倒産。
その潰れた会社の取引先が同情心からか仕事を分けてくれた上に、
次の仕事先を紹介してくれたので、なんとか救われた。

2人の暮らしを支えるためにも、拙いなりに必死で仕事をしていた。
が、ここでもまた、長くは続かなかった。
突然、妻に先立たれた。

付き合い始めて、わずか2年半ほど。
一緒に生活したのは1年半、入籍からは9カ月。
あまりに短かった、と言うのは簡単だが。

その後、抜け殻のようになっていて仕事も手に着かず、
表面的には回復したように見えてからもなお引きずって
ミスばかりが続いた結果、退職を迫られたという形。

そもそも大した仕事のできる男ではない。その上にコレだ。続くワケがない。
この時期の記憶は非常に曖昧なものになってしまっている。
実際、何をしていたのか、ほとんど思い出せないのだ。

それでも、過去に付き合いのあった会社から仕事を分けてもらうなどして、
辛うじて食いつなぐコトができたのは不幸中の幸い

……だったのだろうか。果たして。

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