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2007/12/06

情操教育的ペット考・後編 齧歯類

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実家にいた頃には、家の中で小さな鼠を掴まえたコトが、2度ほどある。
最初は、遭遇の直後に死んでしまった。スリッパを履いた瞬間だった。
爪先を何かで刺されたような感覚があり、思わず足を振り上げてスリッパごと
蹴飛ばしたら、その中から小さな鼠が落ちて、ヨロヨロと歩いて、死んだ。
爪先のトコロに潜んでいたため、気付かずに踏み潰したようだ。

次の遭遇では、居間をフラフラと歩いていたところに、思わず空き箱を被せた。
さほど日が経っていなかったから、もしかしたら兄弟だったのかもしれない。
おそらくドブネズミなのだと思うが、あまりに小さいので、どうみても子供だ。
放してやれば居着いてしまうだろう。鼠嫌いの祖母などは、さっさと殺せと言う。
しかし殺すに忍びなく、ケージに入れて飼うコトにした。

その鼠が、交通事故で入院した日に死んでいたのだと、退院した後で聞いた。
家族が気付いたときには、丸まって冷たくなっていたとのこと。
「丁度あんたの脾臓くらいの大きさだった」と母は言った。
まだ子供だったはずだ。「身代わりになってくれたのかもしれない」と祖母。
だから退院するまで伝えなかったという。

そういえば、来年の干支は生命力の象徴だ。

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