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2008.01.29

たまには時事ネタ(10) スポーツ政治学

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北京五輪に向けたアジア予選で不公平な裁定が行われたとして
国際ハンドボール連盟が再試合を決定。
しかし、それをアジアハンドボール連盟が拒否したので、
紆余曲折の末に日本での開催が決まった。
そして今日、明日と試合が行われる――。

筋から言えば、「中東の笛」を容認していた
アジアのハンドボール連盟が問題なのだけど、
不公平裁定によって勝利してきた国の連中などにとっては
その問題が微々たる問題、あるいは存在しないコトに
なっているであろうとは容易に想像できる。

だから、「なぜ今になって、しかも日本なんかで」
とか思ってるんじゃないかな。
こうしたハンドボール連盟に関する一連のゴタゴタは、
日本に対する逆恨みの構図を招きかねないのではないかと
ちょっとだけ危惧していたりする。

再試合を決めたのは、言うなればアジア以外のハンドボール連盟の人々である。
アジア人の中でも非アジア人に比較的ウケが良く、経済的にも軍事的にも
「米国の51~52番目の州」と思われかねない位置にいるような日本や韓国が
国際的に訴えたから、その影響力に負けた、といった具合に
特にアラブ系の人々が受け取る可能性もあろう。

そんな意識が日本に対する反感となって表れてこないよう願うのは、
果たして杞憂と言えるだろうか。なにせ逆恨みの対処を誤ると後が大変だから。
それに、スポーツと、カネや政治との関係について、
案外、日本人って疎いような気もするのでね。
あるいは、無意識のウチに避けているのかもしれない。

某都知事に北京五輪開会式の招待状が届いたなんて話題もあったが、
アレも同じような根っこがあるのではないかと思う。
慎ちゃんは「招待状なんて何通も届いてる。
なぜ(北京五輪だけ)話題にするのか」とか言っていたが、
まあ気にする人は気にするものだから報道されるのだろうよ。

スポーツの世界に政治を持ち込んでほしくはないのだけれども、
それは希望であって現実とは限らない。
結びつけて考えたがる人も少なからず存在するのだから、
それなりには留意しておくべきであろう。
ただし、あまり気にしすぎては弊害もあるだろうし、ほどほどにしておこう。

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