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2008.01.12

理系用語で読み解く社会(15) 泡沫が弾けた巨大な衝撃は

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日本の経済氷河期への道筋は、就職氷河期から続いているように思う。
非正規雇用が当たり前となって地道に働く意欲を促進する職場が少なくなり
自発的に頑張って働けるような環境に恵まれた人の割合は、確実に減った。

良くも悪くも環境は人を育てるものだ。
それまでの概念でいう社会人としての生き方を否定された若者たちが
世に溢れるというコトも、就職氷河期は意味しているのである。

いわば生育環境を破壊されたようなものだから、生存を賭けて必死になる。
新たな環境に対して、さまざまな形に適応しようと人々は無意識に試みた。
ちょうど登場してきたネットへの依存なども、その一つの形態であろう。

あの氷河期が始まってから、早くも干支は一回りを過ぎた。
その前のコトは、もう一昔以上も前だから、氷河期以前に大人だった人たち
だって、さすがに心理面でも今の世に適応しつつあるはず。

そして適応し始めて、ようやく氷河期の影響の広さ大きさが
皆の実感として理解されるようになってきたのではないかな。
さてそれでは、これから社会はどうなっていくのか。

生物の進化も、環境の変化に伴って一挙に進むコトがある。
まず爆発的に多様な変種が登場し、周辺の環境に適応するカタチを探る。
その後、環境に適合できた種が淘汰され残る、というのが一般的な流れかと思う。

となると、次はそろそろ淘汰が始まる時代かな。
言われてみれば、そうかもしれない。
ここ数年、ずいぶんと多くの企業が社会的制裁を受けたりしてるもんな。

そして、大絶滅を乗り越えて新たな日本の環境が安定してくれば、
そこに適応した新たな企業やヒトのあり方が徐々に定着していくのだろう。
まあ日本全体が絶滅しなければ、のハナシだけれども。

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