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2008.01.05

科学系ヨタ話(5)  技術を使う人の中の壁

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とある情報セキュリティ系の技術者向けカンファレンスで、
「社会的背景を意識した情報技術が求められている」
という主旨の講演があった。

得てして技術者というものは、好き勝手に興味の赴くまま
あれこれと考えるものである。だが、その方向性が社会から
離れて独りよがりになっていては、せっかくの技術ももったいない。

それを言うために、講演者は技術者のコトバで、
具体的な例を交えつつ、長い時間をかけて語った。
技術者の自主性を尊重しつつ、諭すような話だった。

技術者でも、そうでなくても、決めたのが自分であろうと
他人であろうと、結果的に「やらされている」感覚に陥って
しまったら駄目なのだ。

特に、このセミナーに集まる連中は、そういう傾向が強いと思われる。
だから「やってやる」感覚になってもらおうとしたのだろう。
こういうハナシのできる人は、他人を使うのが上手だ。

結局、こういうことなのだろう。
技術者だけでなく、技術者を使う人も育てていかなければ、
技術立国というカタチのクニは作れないのではないか、と。

いわゆる文系の人間にも、技術の文脈を読み書きできる能力を
身に付けてもらって、理系の連中と上手に付き合ってほしいな。
文化の壁ってのは得てして自ら心の中に作ってしまうものだから。

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