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2008/01/23

たまには時事ネタ(7) 白い道化師と猿真似観客

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髭とか歯とか、とくれば鯨。

特に鯨肉を好きなワケではないが、貴重な食料と認識している。
だが多くの白人は食わずに脂だけ切り出して捨てていたとかいう。
白人は目の色変えて油というか鯨を追い求めたが、
食うワケではないので他はゴミなのだそうだ。

鯨油を不要にしたのは石油だった。
それからは世界中で石油資源を奪い合うための戦争が繰り返されたり、
石油利権を火種とした政争も頻繁に生じた。
また、石油を大量消費するための機械を無数に作ったりもしている。

最近ではマネーゲームになっていたりもする。
先物取引というマネーゲームの一種が引き金となって
石油価格は記録的な高値を続けるようになった結果、
今度は石油を不要にする技術(まだ不完全ながら)も高く売れるらしい。

カネを出せない人たちは、ただ指を銜えて見てるだけ。
世界という舞台の上で白い顔の道化師が踊る。
彼らは、どんどん新しい場を見付けて、移動しながら踊り散らす。
それが道化師たちのやり方らしい。

ともあれ「オクシダンはアクシダンである」という言葉もあるし、
彼らも反省はしているというコトのようだ。少なくとも一部の人間は。
全ての道化師が、もとから白い顔というワケでもないのだ。
中には、違う色の顔を白く塗りたくって一緒に踊ってる連中もいる。

「日の本の国は火の元である」みたいな言い方だって可能だろう。
最初は白い道化師に負けまいと必死で真似をしていたが、
後には同じ舞台の上で踊る仲間になったりして、
さらには他の道化師や観客たちと喧嘩をしたコトもある。

鯨を食わぬ白い顔の道化師と、鯨を食う道化師もどきの喧嘩は今も進行中だ。
しかし、理由は何にせよ過激派のような活動は頂けない。
公海上の船舶に船長の許可なく勝手に入り込むのは不法入国に似た違法活動。
建築物への不法侵入というレベルではない。

それに、現場の人間たちは職務命令を受けて行動しているのだから、
政府の方針で出発した調査捕鯨船団の乗組員たちは、
たとえば命令を受けてイラクに駐留する兵士も同じようなもんだ。
それに対する妨害行動となれば、イスラム過激派と同じコトではないかな。

彼らは強く否定するかもしれんが、ただ混乱を撒き散らす行為だ。
熱意だけ空回りして、それで憎しみの連鎖を引き起こす。
非常にアタマの悪い行動だと言わざるを得ない。
知恵を使えと、先人たちは口を極めて語っていなかったか。

切迫した考えを抱き、「なんとかしなければ」と
熱意に燃えているコトは容易に想像できる。
ならば日本に来て水産庁の前ででも
シュプレヒコールを上げてやればいいだろう。

その権利は原則として認められているし、
(政治的な妨害を受ける可能性はあるかもしれないが)
南極近海に船を出す費用があるなら、
日本に来るくらい余裕でできるはず。

さて。

チカラに回答を求めるコトは、良くも悪くも自信のなさの
裏返しであるケースがほとんどだ。
そして、「チカラを持たなければ立ち向かえない」と相手に思わせる。
一方がチカラを持てば、対する側もチカラを必要とする。

その繰り返しでチカラのインフレが生じて、誰もが疲弊していく。
少年誌だったら主人公はどこまでも強くなれるが、
まあたいていはヒトなので、すぐ限界に突き当たる。
チカラや運の僅かな差で勝負が決まるコトだろう。

そして何れの側にも悔恨が強く残る。
あるいは両者とも激しく疲労しているトコロを、
様子を見ていた第三者に共々倒されてしまったりする。
チカラを追求した連中の末路は、おおむねこんな具合だ。

世界に対して胸を張っていられるような活動であるならば、
つまり世界に受け入れてもらえるような活動をしているのであれば、
チカラなど持たずとも動けるのではないかと思う。
とか楽観するのは、猿真似国家と揶揄されるコトもある観客の甘い考えかな。

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