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2008.02.17

出張旅行記(16) 東京発新大阪行き喫煙所

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慌ただしい日帰り出張の朝、うっかり気付かず喫煙車に乗ってしまった。
出発時刻を確定できないくらいドタバタしていたので手配した切符は自由席。
東京発だから待てば座れる。それでいいと思ってホームに並んだ。
目の端で足許にある禁煙マークを見て、ここでいいと立ったものの、
それが「N700系は禁煙」の意味だったと気付いたのは乗り込む直前。
列の前の方に並んでいたから最後部窓際の席を確保できそうだし、
いまさら他の車両に移るのも面倒だからと、そのまま座った。
ついでだから、1~2本ばかり喫っても良かろうと。

しかしやっぱり辟易してしまう。
東京駅を出る前から、座った途端に一服つける習慣の喫煙者も多い。
隣の禁煙自由席車両からも、とりあえず席を確保した人が流れ込み、
出発前の一服とばかりプカプカやっては煙を残して逃げていく。
目に染みるほど濃密な煙幕で、窓からの日差しが浮かび上がる。
ギリギリに乗り込んで空席を探しつつ車内を歩き回る乗客が、
口と鼻を押さえて大慌てで別の車両へ駆けていった。
正直に言おう。コイツは喫煙者にとってさえ苦行だと。

なにしろ、この煙の中では、まずもって眠れない。
「危険だから目を覚ましておけ」と本能が強く警告してくる。
車販の売り子と車掌は、さすがに仕事だからと平然を装っているが、
健康被害が出たりしたら組合が騒ぎ出したりするかもしれないな。
N700系で喫煙席を全廃したり、東日本などでは特急を全席禁煙と
した決断は、決して間違ってはいないと思う。
ましてや、N700系は車内に喫煙スペースが用意してあるし、
新幹線ホームには喫煙コーナーが堂々と設置してある。

途切れるコトなく煙を吐き続けるチェーンスモーカーならともかく、
ときたま肺を煙で満たしたい程度の軽い喫煙者には、それで丁度良い。
人間なんて勝手なもんだから、喫いたいとき喫いたいだけ
喫いたいように喫って、空気を濁しては去っていくばかり。
他人の煙を喫って我慢するよりは、自分の煙を喫うのを我慢したい。
そうは思うけれども、時と場合にも依るのだよな。
酒が入ったときなど、生活のそこかしこで喫いたいタイミングがある。
まだまだ精進が足りないが、まあせめて迷惑をかけぬよう努力するかね。

うー、背広がすっかり燻されちゃったな。
掛けておいたコートや帽子まで、心なしか煙たい気がする。
端っこの席の快適さと他人の煙の不快さを天秤に掛けたはいいが
やはり「自分の煙」を目前にして評価が甘くなっていたのだろう。
端の席だから余計に喫煙所扱いされやすかったというのもあるし、
そこに意識が及ばないまま目指したのも反省材料か。
何にせよ、いろいろと選択を間違えた気がするのは否めない。
やれやれ。帰りは指定で禁煙席を取っておこう。

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