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2008.03.04

出張旅行記付録 旅々続いて草臥れ儲け

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カネも時間もないときは、カラダを使うくらいしかない。貧乏人のツラいトコロ。
でも、そのために必要以上に焦ったり慌てたりするのは、金銭的だけでなく
精神的にも「貧乏暇なし」に陥っているようなもんで、宜しくないと思っている。

電車の中、ケータイで喋っていた男が「では失礼しまーす」と言って電話を切った。
電話の相手には言うけど、電車に乗り合わせた相手には言わないのが彼の流儀。
などと思って溜息を吐いたのは、列車のブレーキ解除と一緒の瞬間だった。

さて。

このところは、文字通り目が回りそうなくらいに忙しかったし出費も嵩んだ。
続くときは続くもんで、今回は2週間に火、金、月、金と4回の出張があった。
最初の週では2件とも日帰りで、次の週ではそれぞれ一泊ずつ。ただし自腹で。

出先だけで完結する仕事ではないもんだから、帰ってきてからが大変だ。
自宅で長時間の作業をして、ようやく完了するのである。
しかし他の日にも出掛ける用事があったりして、作業時間の確保も難しい。

この2週間、ずいぶんと睡眠時間を削って時間を作った。
年末に入手したモバイル端末を使って移動時間にも作業したりもした。
一応は役に立ったが、ほとんど焼け石に水というくらい。

昔使っていたDOSベースのポケット端末には非常に多彩な
日本語関連ツールが用意されていて、ずいぶん役立った。
そこに、ようやく10年近く経って追いつこうとしてるのが、最近のPDAだ。

長文を書いたりする作業でのみ考えれば、一向に操作性は追いついていない。
外部キーボードやマウスをつけて、ようやく比較対象になるかどうか。
(それでもまだ一長一短というレベルだから、勝っているとは言えない)

昔の端末は単三型乾電池だったので電池の不安は少なかったが、
今では専用の充電池しか使えないから、出張などでは気配りが必要。
この点だけみれば、大幅に退化したままで、戻る気配さえ見えない。

「マルチメディア機能」とやらが強化されていたりワンセグ対応だったり、
はたまた単体で通信できたりと華々しい機能は盛り沢山だけれども、
基本的な使い勝手がコレではPDAの市場も盛り上がるまい。云々。

まあそんな古い人みたいな愚痴は置いといて。

出張する前の週あたりから仕事の注文が普段よりずっと多かった。
睡眠不足は間違いなく、後半になってくると、さすがに疲れてきた。
歳を取ってきたってコトなのか。まあ、くたびれた中年なワケだが。

空港からの帰りは、京急-都営浅草線を使うのが常である。
品川駅で隣に座っていた初老の男が上着を羽織った瞬間、袖が顔面を直撃した。
疲れて眠っていたトコロだったので、完全な不意打ちを食らった形だ。

刹那、「うわ!」という声が聞こえた気がした。おそらく向かい側の席から。
一方、立ち上がって電車から降りようとしている男は、全く気付いた様子がない。
不本意ながら男の腕を捕まえ、声を掛けて注意を促す。

「済まないが、もう少し気を付けていただけないか。
顔を叩かれて、ちと痛かった」
ああもう、こういうトコロまでオッサンくさい……。

浅草線からは営団(未だにメトロという名称が咄嗟に出ない)東西線か、
JR(さすがに国鉄とは呼ばなくなった)総武線の各駅停車路線を使っている。
日本橋で降りたら、強風などの影響で東西線は止まったトコロだという。

仕方なく、また浅草線の改札に入って(余計な出費となる嫌な仕掛け)
浅草橋へ出たら、案の定JRも大幅にダイヤが乱れていて、電光表示にも
時刻が出ていないし、ホーム上は客が溢れそうな勢いだった。

土曜の夕刻に、人が入り込めないほどのラッシュに遭遇するとはね。
そう思いつつ、出張疲れで重く感じられるようになってきた身体と荷物を、
扉からハミ出しそうなくらいの人の塊の中に押し込んでいった。

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