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2008/03/14

U'll find I'll be happy

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I君は、こう言った。
「たまに思うんですけど、たとえば電車が遅れたりすると駅員に怒鳴り散らす
ような人っているでしょ? ああいうのは筋違いだと思うんですよ。
あんなに安い料金しか払ってない、というか払えないのだから、
その甲斐性なしの自分自身を恨むべきでしょう。そう思いません?」

電車の数十倍もカネを払えばタクシーに乗って文句を言える相手も得られよう。
たぶん数千倍くらい払えば、航空機チャーターもできるんじゃないかな。
似たようなハナシ、ファミレスとかファストフードとかコンビニとか丼屋で、
アルバイトの店員に対して物凄い剣幕で怒鳴ってる客なんてのもたまにいるが、
これまた数十倍くらいの値段の店に行けば少しは文句を聞いてくれるだろうさ。

逆に、U君は昔、こんな風に言っていた。
「値段がいくら安かろうと、それはサービス契約に相当するはずだ。
だから不履行に対しては責任を追及する権利がある。文句あるか」
君のコトだから法に触れぬように、そして論理的にも間違わずやるだろうね。
だから文句はないよ。そう答えたが、やはり心情的にはI君に賛成したい。

ただでさえ安い給料で働いている上に、自分のミスでなくても客から
怒鳴られたりするような環境では、何もかも萎縮してしまうだろう。
結果は、サービス品質の低下に歯止めが利かなくなるだけ。
それが今、日本中いや世界中でそうなってる。
安かろう悪かろうの負の連鎖といったトコロか。

I君は、先のコトバに続けて、こう言った。
「駅員やアルバイトの店員に文句を言ったって、何かできるわけじゃない。
何かできるほどの能力もないだろうし、権限も与えられてないんですから。
それよりは、客もにっこり笑って、彼らに気持ち良く仕事してもらったほうが
よっぽどいいでしょう。僕は最近、そう思うんです」

今、日本人の8割くらいは、きっと「貧乏暇なし」の生活を送っている。
でも、だからこそせめて笑って、互いに気分良く過ごしたいものである。
U君も、最近は人を使う立場になって、こんな風に言い出すようになってきた。
「『安かろう悪かろう』が人間を使い捨てにし、日本を駄目にしたのではないか。
どうせ人を雇うなら、そいつが伸びてさらに役立ってくれた方がいい」

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