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2008/04/03

自称逸般塵の不通の日記(1) ぜいぜいムショ帰り

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というワケで、もう少しブログっぽく日記のようなネタも書いてみよう。

さて、新年度である。
と言いつつ、昨年度のハナシをしたりするのだが。
年度末には自営業なら誰でも通る(?)確定申告に時間を取られた。

年間の収入額から、領収書の束と格闘して計算した各種経費を差し引くと、
改めて所得額の安さを思い知らされる。
生活水準が一向に向上しないのも納得できてしまうくらいに。
だから毎年、多少の還付を受けられる計算となるのだけれども
(仕事先からは、あらかじめ10%源泉を引いた額で受け取っている)、
そうかといって、還付金=ボーナスだなどと糠喜びもしていられない。

次は住民税にカネを持って行かれる。備えておかねば。
これがまた、支払いに苦慮するのであるが、それはともかく。

実際の住民税額がどうなるか、調べて計算するのも面倒だからやらない
(ただでさえ申告書作成で徹夜しているのに、さらに余計な手間などかけられない)
が、今年は財源委譲とて住民税の比重は以前より増えるという。
過去の納税額の推移からして、国税還付以上に出ることだけは間違いなさそうなのだが。

この、簡単には分からないってのが、まあ実にお役所仕事である。

税務署に提出する書類は、あくまでも国へ納める所得税を計算するもの。
同じ書類を元に住民税の計算も行われるというが、その目安などは一切書かれない。
還付も、国税からの還付に過ぎず、住民税は後日別途請求される。

収入が一定しないし取引先も複数にまたがる仕事だから、
どこかの取引先に「住民税も一緒に払っといて」とは言えない。
そんな現状の仕事をしていて現在の税務処理体制がある以上、
還付を受けた後で住民税を払うという無駄な流れは変わらない。

確定申告書類の作成と同時に、国と地方自治体の両方の税金を計算して、
一括で処理できるようにしてくれるなら手間もかからず楽なのだけれども、
そんなトコロは改善される気配がない。
あくまでも国の仕事と地方自治体の仕事は別だというワケだ。
実に縦割りである。社会制度主義国家とでも言ってやろうかしらん。

そもそも日本の役所に、そんな柔軟さを期待する気も持てないんだからなあ。

一方で、電子申告なら税金を5000円も割引するという大盤振る舞いをしてまで、
(相変わらず普及率は超低空飛行中の)住基カードを使って、
(同じく利用率の伸びが遅い)電子申告をしてくれと宣伝していた。
でもウチは杉並区で、面倒だからと住基番号ももらってないんだな。
背番号つけられるのが嫌というより、守らねばならぬ情報が増えるのが煩わしくて嫌った。
存在しないデータだと分かっていれば、何の心配もないのだから。
守る対象を余計に持たないコトもまた、セキュリティの一環である。

非正規雇用者や年金世代が、これまでになく増えている日本。
確定申告書の提出に税務署まで行ったら、ほとんどが高齢者だった。
こういう、どちらかというと電子申告が困難そうな人たちほど、
確定申告をせねばならないという実状は、笑えない。

このまんまでは、駄目なんじゃないかなあと思ったね。
そして税制改革とは大言壮語に過ぎる、とも。
どうせ「中の計算式がちょっと変わるだけ」なんだから。

と、急に暖かくなってきた春の陽気の中、
税務署からの帰りの上り坂を早足で登りながら考えてみた。

あ、そうそう。
「改革」に関連して、政界に対する素朴なギモンを一つ。
「なんで反対するのか理由が分からない」だとか、
「反対しているのに案を提出する考えが分からない」とか、
そういう代議士って、本当に議論をする人なのですか?
口喧嘩のために投票したり税金払ったりしてるつもりは
まるでないんだけどなあ。

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