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2008/05/14

自称逸般塵の不通の日記(10) 5月5日のメモ

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一転して天気は崩れて曇り空
事前に予報で判っていたものの
祝うべきの日なのに残念である
まあしかし今日は屋内のイベントなのだから
移動中に降らなければ大きな問題はないし
礼服に直射日光では暑くてたまらんから
これはこれで良いのかもしれない

どんよりとした空を見上げつつ遅い朝食へ向かう
またも吉野家だが今日は豚生姜焼定食にした

天気だけでなく鼻の調子も朝からイマイチだ
昨夜は早寝しておけば良かったか
とはいえ今日は今年の連休中で最も大切な日なのだから
朝を迎える前に些事は片付けておきたかったのだ

おまけにポケットティッシュの予備を忘れていて
昨日には使い果たしてしまったので仕方なく
通りがかりのドラッグストアに立ち寄って
ちょっと高級なヤツを買っておく
高いといっても4つ105円だからこれでいい
安い品では数が多すぎて邪魔になるばかり

今日は阪急に乗って三宮へ向かう
南方駅は特急こそ停まらないが京都や神戸に出るには便利な立地だ
東京の私鉄では考えられないコトだが喫煙所もあるのに気付いて一服

途中で乗り換えが必要になるのだけど
終点の梅田駅まで行って折り返すカタチにした

あまり深く考えていなかったが
ここは車止めの駅なので正解だった
なにせ今日は機材が多いからキャスターつきの鞄だ
十三駅ではホーム間を渡るのが大変だったろう
始発駅だから座っていけるというのもある
今日は長丁場になるだろうから体力を温存しておくに越したことはない

三宮駅前は繁華街
横浜で言えば関内のような感じか
しかし坂を上れば異人館だから山手っぽくもあるのかな
などと考えつつも実は良く分かっていない

早く着きすぎたのはチェックアウトが早いから致し方ない
駅前で一休みするも一服つける場所を探す間もなく新婦からの電話
「山下坂を通行止めにして花で路上に絵を描くイベントをしている」とか

坂を上っていくと途中で新郎新婦に合流した
少し間があったので一緒に坂を散策する
天候は不安だが2人の表情は明るい

そしていよいよ仕事開始だ
頼まれていたとおり花嫁のメイク室で
彼女が仕上がっていく様子を撮っていく
してみると付き添いの親か兄弟のような風情か
ていうか撮影好きの父親がやりそうなコトだと思うのだけれども

主光源はスピードライトだし動き回りながらの撮影だから
さすがに調光まで手動では間に合わない
今日ばかりは絞り優先オートのD-3D-マルチBL-TTLに任せる
(もっと新型のボディでi-TTL-BL調光を使えば
さらに高い精度の露光ができるのかもしれないが)

メイクが終わったあたりで100カット近く切ってCFを交換
続いて新郎新婦の事前カットを式場のプロと一緒に撮影
このあたりで電池も交換する

さらに間を置かず式のリハーサル
若干の不安はありつつも一通りの流れを確認する

そうこうするウチに列席者が到着し始める
妙に早く来ていて外のソファに腰掛けていたのが花嫁の父親だと知ったが
何も言わずリハーサル中の式場を覗き込んだりと落ち着かない様子

会場は招待客の人数ピッタリだったので席を立つコトにした
こちらは新郎新婦以外には面識もないし
機材を携えているのでカメラマンを装っていて問題ない

この2人が結婚してから1年半あまりになるか
初めて顔を合わせたのは1年ちょっと前くらいだったな
まだ長い付き合いじゃないし東京と神戸だから物理的には遠いのだけれども
携帯電話のメールでやり取りしたりときたま長電話したり
出張で近くに行った際には家に泊めてもらって飲み明かしたりするような間柄だ

そんな2人が結婚式をすると聞いたのは3月末頃の電話だった
「では行かねば」と即答したのを覚えている
「式までには予算を確保できるので撮影機材を整えて持って行く」と
その申し出を喜んでくれた夫婦のために今日は1日を過ごすのである

そんな経緯だから実は招待状もない身だが
しかしそれは単に手続き上の問題であって
2人にとっての位置付けとは全く関係はない
そういう確信があるからこそ他の列席者と違っていても気にしないし
2人の家族や古くからの友達などにも最大限の敬意を払うのも自然かつ当然

式次第の中には珍しいコトに列席者全員の「自己紹介」があったりしたが
そこで最後に自己紹介したあたりが立場を示しているとも言えるだろう
むしろ重要な役割であるという意味で

ともあれ式は概ね滞りなく運んだ
とはいえ撮影ポジションの確保が少し難しかったりして
一部のシーンで思うように撮れなかった部分があるのは残念

式も終わりに近いあたりでスピードライトが不調になってきた
チャージが完了せずレディライトも点灯しない
なんとか光って調光もできているようなので騙し騙し使う
(※後日注:実は本体側の電池容量が残り少なくなっていたのだが
まだ外部の補助電源側が生きていたために気付かなかった
新しく揃えた機材ゆえ電池切れの兆候を見落としたのは不覚)

それに腕も疲れてきた
一眼デジカメにズームレンズとスピードライトと補助電源で
一式合計3~4kgあろうかという機材を振り回しているのだから
さすがに力が要るワケだ

式を終えての集合写真はプロに任せて
こっそり列の片隅に混ざるコトにした
せめてここで写っていなければ残念がるような2人だ
だからこそ単なるカメラマンではなく列席者でもある

そして二次会へ
夫婦からは事前に5000円と伝えられていたが
式の後に手渡された案内のカードには会費1万円とある
貸し切ったレストランの前で受付してもらって理由が判明した
名簿に(半)と書いてあったのは半額という意味だった

そういえば祝儀も出すなと言われていたのだったっけ
大事にしてくれる扱いは嬉しい反面やはり申し訳ない気持ちにもなる
せいぜいカメラで働いて恩返しをせねば

とはいえボディの電池は最後の一式
充電池は多めに用意していたはずなのだが
途中で入れたセットは充電不完全だったらしく保たなかった
しかもいよいよスピードライトがダメになってきているので
感度を上げてさらにスローシャッターを余儀なくされる
1/6~1/15ではブレも多かろう
多めにカットを稼ぐしかないが連写の遅いボディだから難しい
電池残量も不安で厳しい撮影だ

アレコレ考えても仕方ないので
あとは新郎新婦の望むように普通に列席者として楽しませてもらう
その席で知り合った新郎の元上司は
何年もの間住み込みで働いてきた彼にとって親代わりのような存在でもある
二次会では最年長の2人で夫婦の前途を祝して乾杯する
「まだまだ子供なトコロもあるけど暖かく見守っていきましょう」

そして三宮駅近くの居酒屋にて三次会
さすがに若い連中ばかりになったが
最年少である新婦の元教え子トリオが妙におとなしい
もともと奥手の連中ばかりだというし
こういう飲み会には慣れてないのだろうなあ

終電を前に少しずつ人が減っていってついに解散
同じ新大阪方面だという新婦の同級生と一緒に乗ったのは
ほぼ終電であるらしい23時24分の新快速
車中では2人との関係について話をしたり
珍しい職業だというので仕事内容を説明する

一方の彼女は製薬会社に勤務しているという
そういえば元MRだったという知り合いもいるし
先日は医薬卸の人と話をしたっけな
他にもときたま医師や看護師とも話をしているし
あとは厚労省の連中にでもハナシを聞けば
ほぼ業界全体を網羅できるかもしれん

といったあたりで新大阪着
南方の宿まで荷を連れて酔い醒ましがてら歩く
一昨日より荷物は重いが酔いは軽い

宿では翌朝のチェックアウトに備えて荷物整理と
撮影データの一部取り込みに追われるも
途中で眠気に負けて意識が飛んだようだ

ふと気付けば外が明るくなってきたので
急いでシャワーを浴びて仮眠する

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