« 自称逸般塵の不通の日記(6) 太平洋から眠りを覚ますEEW | トップページ | 自称逸般塵の不通の日記(7) 印画紙とCD-Rと記憶に焼き付ける »

2008.05.10

所持品紹介(12) 時刻なんか見なくてもいい

20080510_dscf0425_2s


視覚に頼らない腕時計を、たまに使っている。
コイツは、もともと視覚障害者向けに作られたものだそうだ。

たしか数千円だった。
安かったので試しに買ったところ、視覚障害がなくても
かなり便利なアイテムだと気付いた。

たとえば電車の中などで、半分眠ったままでも時刻の確認ができる。
打合わせの席などでは、相手に悟られずに時刻を知るコトができる。
もちろん普通のアナログ時計として、見て確認するコトもできる。

ただし、時計を身に付けないで行動するコトの方が多い。
鞄を肩越しに背負う際など、腕時計はちょっと邪魔に感じるのだ。
時刻を確認したければベルトポーチからケータイを取り出して見れば済む。
そのくらいの余裕もないような生活は、さすがに今まで経験がない。

それどころか、妙に腹時計(?)の精度が高いので
時計さえ確認する必要がない場面も少なくない。
この腹時計というのが、体調が安定して意識が明瞭でありさえすれば、
日差数分というくらいの精度まで出たりもするスグレモノだ。

たとえば、しばし買い物などで時間を忘れて行動していて
帰りがけなどに、ふと思い出したように時間が気になり
「○時○分くらいかな」と思う。
それで時計を確認してみると、けっこう近い時刻だったりするのだ。

この腹時計は、しかし基本的には補助的な使い方に限っている。
時刻を見る必要があれば、たいていは実際の時計を見て、確認をする。

この腕時計が役に立つのは、特に飛行機の中だ。
ケータイは電源を切らねばならないから。
それと、移動中に寝ていたりすると、時間の感覚が狂いやすいから。

うつらうつらした状態で、目を開けずに右手を左手首のあたりに
やって、この時計の文字盤に触れて時刻を確認したりする。
これでだいたい、着陸までの時間が分かるという寸法。

まあしかし、安い機械式時計ってのは、さすがに精度が低い。
気温の影響などもあるのだろう、冬は遅れがち、夏は進みがち
という傾向があったりする。

そもそも、毎日ゼンマイを巻いておかねば止まってしまうから
ついでに卓上の電波時計と比較校正を行っているが
どうせ秒針もないアナログ時計だから、だいたいで良い。

腹時計の精度に近いという意味では、えらく人間的で気楽な時計だ。
いやむしろ、今のヒトビトがよほど機械に近い感覚になっている、
というコトを示しているに過ぎないのかもしれないんだが。

|

« 自称逸般塵の不通の日記(6) 太平洋から眠りを覚ますEEW | トップページ | 自称逸般塵の不通の日記(7) 印画紙とCD-Rと記憶に焼き付ける »