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2008.05.08

自称逸般塵の不通の日記(5) バスバスとはしってる

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窓の外は雨が降ったり止んだりしている。

浜松町から逆三角形に向かう途中、バス停の名前の誤変換で遊んでみた。
「芝浦不凍液入口」「お題『馬鹿遺品』講演・駅前」とか。
なんか、我ながらアタマ悪いなあ。今日は調子が悪いぞ(いつもだ)。

橋を渡ったあたりで、凌風丸が海保の巡視船と並んで係留されていた。
大振りな船橋構造物と低い後部デッキの対比が印象的だ。
多彩な観測機材・設備を小柄な船体に詰め込んだコトがよく分かる。

バスの中では、フリーペーパーっぽい冊子を読む年配女性がいた。
けっこう熱心に読んでいるので、何の冊子なのか気になったのだが、
読み終えたらしく閉じた瞬間、見えた表紙に声を上げそうになった。

……「R25」でした。
考えてみれば、年配向けに分かりやすく説明してくれる媒体って、
ほとんど存在していないんじゃないだろうか。

R25は、誌名からすると団塊ジュニア~プレゆとり(ロスト)世代あたりが
狙いなのであろうけれども、実はずっと上の世代にも読まれていて
発行元としてはそれが嬉しい誤算だったとは聞いていた。

たしかに、あえて誤解を恐れず
簡潔に事象を紹介するというスタンスは、
なかなか侮り難いものがある。

気楽に読めて、物知りになった気にさせる、
そういう読後感を目指しているのだろう。
年配向けに、そういう媒体は、果たして存在するのだろうか。

今の世の中の動きの早さに置き去りになろうとしている世代に対しても
R25の記事のような方向性は、悪くないのかもしれないと考えた。
誰か、作ってみるかい?

さて本命。
情報収集のために訪れた、
とある産業系展示会。

展示場の中の自動販売機には「聖地の缶コーヒー」
だか何だかが150円で売られているのに気付いた。
しっかり付加価値が与えられている。

展示会最終日の夕方ながら、けっこう混んでいた会場内。
蛍の光が流れた途端、一斉に客が流出していく。
みんな、躾がいいなあ。

さすがに産業系イベントだから、ほぼ全員が会社員で、
仕事の一環として訪れているワケだし、
まあ退社時間になったと考えれば、それで当然か。

東館1F通路ではスーツ姿に紙袋の人たちがエスカレーターに集中し、
それとは反対に、作業服姿の人たちが
それぞれの荷や機材を持ってホールへ向かう。

静脈系の人々だ。こういう会場を支えるには
不可欠な存在なんだけどガテン以外で脚光は浴びないし、
それどころか展示会の客が彼らの存在を意識するコトは、まずない。

東館から逆三角形の下に向かう途中では、
「ベルトコンベア乗ってるから。降りたところで合流な」
とか言ってるオッサンがいた。

まあたしかにベルトコンベアだ。
動く歩道を彼の言葉で言い換えれば。
こっち方向のベルトコンベアもまた、一種の静脈かもしれん。

帰りは、ちょうど水上バスの最終便が近い時間だったので、
つい乗ってしまった。
バスは混んでいたが、こっちは客もまばらだ。

今度は、凌風丸と巡視船を行きとは反対方向から見る。
水上バスの低いデッキから凌風丸を見上げると、
煙突の上に作られた背の高いアンテナマストが目立つ。

桟橋。駅までが遠いんだよな。
傘は壊れかけていたし荷物は重たいという言い訳をしつつ
目の前の駅で新橋まで乗るコトにしたが、やはりラッシュだった。

金曜の夕方に都心を横断するルートのバス。
繁華街を出て官庁街に入れば、
もう路上を歩く人影も見当たらない。

途中、以前とは少しだけ経路が変わっていたりするコトに気付いて
それはそれで楽しめた。普通の人とは毛色の違う交通手段ならではの楽しみ。
ただ、小一時間かかってしまうので、素人にはお勧めできない。

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