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2008.06.10

理系用語で読み解く社会(26) ヒトの中での複雑な処理における権限昇格の脆弱性

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バックドアとかトロイの木馬とかスパムとかウイルスとかワームとか
ボットとかフィッシングとか、さまざまな攻撃手法や脆弱性など、
そういう情報セキュリティのリスクをヒトになぞらえて書いてみる。

検索してみたら「DoS攻撃」的な表現は存在したけど、
想定されるケースとしては……無言電話みたいなもんか!?
直に接するパターンであれば、まあ陰湿な対応になりそうだ。

さらにDDoSとなると、そりゃきっとかなりのイジメだったり、
企業相手であれば悪質な業務妨害てコトになるのではないか。
数を頼んでの行動は、いずれにせよあまりお勧めできない。

「対人バッファオーバーフロー攻撃」となると、シゴキとか。
ひたすら罵声を浴びせ続けて思考停止に陥らせるような感じで。
洗脳するための手法にも似たようなのがあったような気がする。

「組織内における権限昇格の脆弱性」
こりゃアレだな、上長が捺すべきハンコを部下にやらせてしまったりして、
部下が使い込みをしても気付かなかったりするような、そんな感じ。

逆もある。会社を代表しているかのような活動をしているウチに、
いつの間にか「自分がいなければ仕事が回らない」なんて感覚に
陥ったりしてしまうようなケースも、ままあるコトだ。

まあもっと狭いハナシとしては、家庭内の権限昇格の脆弱性であったり
個人の中での権限昇格の脆弱性なんてのも、だいたい推して知るべしで。
社会プルーフされていないヒトでは、そういう脆弱性も多くなりがち。

だが言うまでもなく、それは傲慢の罪の入り口に立っている。
自身の存在が大切であると思いたい、思われたいという気持ちは
基本的に誰にでもあるが、その気持ちが実態と乖離しては良くない。

結局、最後は、ひょんなコトで躓いて、転んでしまったりする。
それに関して周囲に対しても自分自身に対しても腹を立てたりして、
余計に悪い方向へ自らを向ける結果になるケースも少なくない。

落魄れて嘆くくらいなら、最初から驕らなければ良いのにとは思う。
けれどもヒトってのは、そういうイキモノなワケで、
実際のトコロ、確実な対策なんてのも存在しないのだよね。

無数のヒト対ヒトのコミュニケーションの中では、
恒久的なセキュリティパッチなど作りようもないし、
ファイアウォールやIPSなんか、まずもって無理なんだから。

……とは、思い上がった挙句の末に躓いて嘆いたりするたびに思い知らされるコト。

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