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2008/06/01

「そんなコトはあり得ない」なんて、あり得ない。あるいは、「あり得ないコト」なんて、ない。

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ヒトは法律によってのみ生きているワケではない。
法律よりも、国家なんかよりも先に、ヒトというのは存在してきた。
法律あっての、国家あってのヒトじゃないので、そこはお間違えなく。

たとえば、いわゆる「民法の離婚後300日規定」の影響で無戸籍となった
子供たちは、「法律上、存在しないことになっている」というだけの理由で
他の子供たちと同じようには扱ってもらえない、という現実がある。

この問題、取り沙汰されるようになってから久しいと思っていたのだけど、
一部の法令の運用変更が行われたものの、相変わらず救済されないままの
子供たちがあまりに多いのだと、最近また報道されていて無関心を反省した。

法令の運用を考える連中が、実態をあまりに知らないせいもあるらしい。
たとえば「調停すればいい」という措置では、離婚するケースの一部しか
カバーできないのだと気付かなかった、というのが実態のようだ。

この問題、たしかに一面では法律上の問題ではあるが、しかし家族に関わる
内容だけに、ヒトの気持ちの問題という側面も、また非常に強いものである。
その視点も含めて柔軟な運用を考え出すべきなのだ、皆で。

それにしても、やれやれである。

ヒトが作ったナニかでヒトが困ってしまうような自縄自縛的トラブルってのは
ヒトにとってよくある「よくないコト」の代表例とも言えるんではないか。
そして、迅速かつ的確な対処ができなければ、必ず問題は拡大する。

しかし対処を遅らせてしまうのがまたヒトのヒトたるゆえんで。
政治家とか官僚とか企業トップなんかが「そんなコトはあり得ない」などと
インタビューに答えておいて、手が着けられなくなってから認めたりしてる。

困ったコトに、よくある「よくないコト」ばかりなのがヒトというものらしい。
でもって、その「よくないコト」の延長線上に、どうもナニやらキナ臭い気配が
漂いつつあるのだけど、それもまた「あり得ない」と言っていいのかどうか。

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