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2008.07.10

たまには時事ネタ(22.5) 現場を生かす力は?

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新たな学習指導要領の紹介パンフを読んでいたら、
学校内の業務改善といった観点の記述が、
申し訳程度に書かれているのに気付いた。

(他の施策で行われているのかもしれないが、知らん。
お役所の内部的には縦割り行政の弊害かもしれんが、
一般市民から見れば単にサービス不行届というだけで)

誰ぞの改革で聖域はなくなったらしいじゃないか。
聖域がなくなれば聖職者もいなくなるものだろう。
教職イコール聖職とみなされた時代は過去である。

一般職というならば組織的に業務を遂行するべきであり
雑事に煩わされ本業が疎かになったりせぬようにするなど、
業務そのものを円滑に進めるためのマネジメントが不可欠だ。

「教師が子どもたちと向き合う時間の確保などの教育条件の整備等」
について、教員向けパンフレットで、ほんの少しだけ書いてあった。
あまりに簡潔な記述なので具体的な施策が全くイメージできないが。

なにしろ現状、教員が行わねばならぬ職務は膨大だ。
その多くは児童生徒や保護者との関わりにおいて
必要なことと思うが、そうでないものもあろう。

聖職者じゃないなら、自らの技能を提供して給与を得る
ような、ごく普通の職業になる、というだけではないか。
そうしたら彼らの能力を引き出す組織体制がないと、ね。

単に給与や福利厚生などの待遇を強化するだけでは、
コストの割に効果は薄いという結果になるであろう。
投資をするなら、もっと効果を高めるようにせねば。

「生きる力」が子供たちに必要だというのであれば、
「生かす力」を教育全体が持たねばならんだろうに、
今の教育行政は何者をも活かさぬようにさえ思える。

こういうトコロをカイゼンしていくために、
学校経営や教育行政の内部の人材戦略なども
きちんとした政策を進めていただきたいもので。

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