« 自称逸般塵の不通の日記(15) いろいろと不足ばかりの不測の事態 | トップページ | 毛色が違う経路 »

2008.07.25

理系用語で読み解く社会(29) 界面とは活性を呈しがちなもので

20080725_20080616554s


たとえば固体表面の化学反応は気体中や液体中と大きく異なる。
細胞膜や細胞内の膜構造は生命活動の原点ともいえるくらいだ。
あるいは膜構造の組織なども同様。たいがい境界線/面てのは、
そこを境にして接する異質な複数の世界の違いを吸収している。

そも昼と夜の境目には「黄昏時」と「かわたれ時」がある。
表と裏の境界線には縫い目があったり、ギザギザがあったりする。
ウチと外の間には玄関があって、しばしば守り神が立てられる。
内と外の間には、そこにしかないモノゴトがあるのだから。

そして、たいていのモノゴトは、その境界を起点に大きく動き出す。
最前線や最下層や本格的な暗部を垣間見るのも貴重な経験だが、
むしろ「まっとうな」社会の周縁部であったり、あるいは
そこと「まっとうでない」社会との境界線を歩くのがいい。

何かの主張をしたいなら世界の中心がいいのかもしれないけど、
観察をしたいのであれば世界の片隅に居続けるのがいいだろう。
なにしろ“傍観”というくらいだ。傍らにいるのが正解なのさ。
境界に潜む危険に囚われぬよう、ぼーっと、呆けた風を装ってな。

|

« 自称逸般塵の不通の日記(15) いろいろと不足ばかりの不測の事態 | トップページ | 毛色が違う経路 »