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2008.07.15

科学系ヨタ話(8)  耐性を持つための態勢

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植物には、病原性微生物の感染に対抗して
健康な部位でも微生物への抵抗性を強めたり、
乾燥や塩害や低温といった環境変化に対応したり、
虫害への抵抗を強めたりするといった機構が備わっており、
しかもそれらの耐性を制御する仕組みは
複雑に関連し合っているのだそうな。

耐性を発揮するためにはエネルギーを消耗する。
だから必要がないのであれば使わずに済ませる。
そして、いざ必要になったときには他の耐性を
抑制して目前の脅威に注力するよう働くという。

例えば、乾燥したり低温に曝されたりすると、
病虫害が発生しやすくなりがちだが、
それは病虫害への耐性強化機構が抑制されるためである、となるワケだ。

おそらく、動物にも同じようなコトが言える。
高温あるいは低温で体力を消耗すれば感染症に罹りやすくなるし、
病気の状態では環境変化に身体が対応しきれない。
やはり単一のストレスには耐えられても、
複数のストレスが同時に加わると、弱いもので。

さらには、精神的ストレスに対しても、きっと同様のはず。
「弱り目に祟り目」となれば、誰だって危機的状況だ。

ただ、精神的ストレスというのは、心理構造の変化で
ストレスでなくなってしまう場合も、たまにある。
すると、精神的エネルギーを消費することなく、
かつてストレスであったモノゴトを受け流せるようになったりする。

おそらくは、そうすることが、精神的に健康を保って
生きていくために重要なのではないかと思うのだけれども、
でもやっぱり、なかなか容易にできるもんじゃないんだよね。

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