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2008/09/30

肥大化傾向に関する一考察

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“拡大・強化・発展”的傾向はヒトの世の中に多く見られる。
たとえば最近の米軍の戦闘攻撃機など、かなり顕著な例だろう。
世代が進むとエンジン出力が強化され搭載可能な重量も増え、
機内容積を確保すべく肥大化していった機種が少なくない。

航空機も船舶も長い歴史を通じてみれば大型化が進んできた。
道路の制約がある自動車だっても最近は大型車が多いと思う。
ケータイを例に挙げるまでもなく電子機器は常に多機能化が
進んでるし、OSなんぞも古いハードウェアを脱皮したがる。

ときたま例外的に単純化した製品が出てきたりするけれども、
ヒトの作ったモノは、どんどん肥大化するのが一般的傾向だ。
それが人間の持つ性質と密接に絡んでるのはいうまでもない。
常に、以前よりも“拡大・強化・発展”を求め続ける欲望と。

でも、ヒトが把握できる範囲ってのは、ヒトがヒトである限り
どれだけ時代が進んでも大きく変わるコトなどないものである。
累代のヒトが欲望を積み上げて育ててきた“モノ”や“仕組”
というヤツが、いよいよヒトの手に負えぬ存在になっていないか。

なにしろヒトは自らの心身でさえ持て余し気味だというのに。

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