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2008.10.11

理系用語で読み解く社会(33) 増大する法則

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だいたい、みんなアタマでは分かってきたはず。
今までやらなかったコトをやらねばならない。
政治家も役人も、企業も国民も……。
しかもそのコトは必ずしも特効薬ではないし、
即効性もほとんどないものだったりする。
けど、やらないといけないのだろう。

今のままでは、どげんもならん。
分かっちゃいるけど、なかなか慣性力に勝てない。
だからズルズルと旧態依然のコトをし続けてしまい、
それが故に余計に現状を悪化させていると知りつつも。

調子の良くないとき、何か別のもので補うのは、
ヒトが生きる上でよく使われる便法だったりする。
けど、補うべきものさえ持ち合わせていなければ、
他のトコロに不足が生じるのを承知の上ででも
致命的な部分を補ってやらねばならないワケで。
それが今の社会情勢なのではないかと思う。

致命的な部分を補うために生じた別の部分の不足
に関しては、致し方なく我慢するコトになる。
この、どこを我慢するかという配分が、
しかし非常に大きな課題となっている。

誰もが納得するような均等性だとか平等性だとか、
そんなのは到底実現できるモノではなくって、
たいてい誰かが他より多く損したと感じるもので、
それゆえにせめて部分最適を諦めて全体最適を
採る、いわゆる「最大多数の最大幸福」を
否応なしに作り上げていかねばならぬらしい。

対称性なんてのは勝手なもので、自発的に破れる。
均質な場は、いつしか勝手に揺らぎ、不均質に。
乱雑さは時間の経過とともに増大を続けていき、
秩序は自発的に、乱れようとし続けている。

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