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2008/10/23

自称逸般塵の不通の日記(39) 「いらっしゃぃ」「いつもの」

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先日、少し早めの夕食に定食屋へ入ったら、
レジの上のTVで民放のニュース風バラエティが流れていた。
どこの局かは分からないが、そもそも区別ついてないので。

普段、自宅では、この手の番組を見ていないからな。
少しばかり興味を覚えて聞き流していたのだけども、
あんまり気分の良いものではなかったよ。残念だ。

ニュースをネタにお笑い芸人(?)の集団が喋りまくるコーナーなどは
渋谷あたりでコンパの勢いのままにバカ騒ぎをする三流大学生の方が
まだよっぽどマシだと思えてしまったほどである。

某大物議員の孫のミュージシャンが地元ツアーをした云々、
といったニュースを大々的に取り上げるあたりも、
芸能界による侵食が著しいと改めて実感。

そういえば民放でも、今秋の番組改編で
ニュースやらドキュメンタリーをゴールデンタイムに
投入してきているとか聞いた。

現実の事件てのは下手なドラマなどよりずっと
複雑怪奇であるから人を惹きつけるのだろう。
視聴率稼ぎのためには、そういう施策も大事だ。

いうまでもなく、電波塔の下の人たちも食わねば生きていけぬ。
そのカネを払うのは、民放ならスポンサー様である。
スポンサー様は視聴率の出ない番組にカネを出さない。

放送局にカネを払うのは宣伝の一環であるのだから、
視聴率が上がらないと経費の無駄遣いだとなって、
今度は株主様に怒られてしまうので、そうするしかない。

要するに、カネを払う側が過剰に偉いのが今の世の中。
そういう風潮が米国を発祥として世界的に推奨されてきたから。
世界で最大の勢力を持つゼニアスター(拝金)教。

カネが集まるトコロといえば芸能事務所とか政治団体とか。
だから似たもの同士で、最近は人材交流も活発なんだよね。
それが良いか悪いか、しっかり考えないといけないと思うんだけど。

芸能事務所は若手芸人への投資としてバラエティへの出演をゴリ押し、
政治屋稼業の連中は芸能ニュースの場を借りてでも露出機会を増やそうとする、
そういうのが、少しずつエスカレートしてきたワケだ。

チャンネルという選択の自由は擬似的なものであるけれど、
人々の多くは与えられた選択肢以外の自由があるということを
認識する必要もなく、そのうちに他の選択を意識しなくなっていく。

誰かがブログに書いていたような気がするけど、
要するに飼育されるのに馴らされているのだな。
……とか、定食メニューを食ひながら思ふ夕辺。

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