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2008.10.14

落胆した方が楽なん?

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公開密告システムに関連して、安んじて暮らせないとされる
最近の世情とその影響について、もうちょっと考えてみたい。
そりゃあもちろん、「安心して生活できる安全な社会」であって
くれればそれに越したことはないと、誰もが思うはずだけども。

でも「○○を守れ」なんてキーワードを安易に濫用するのは
それ自体が非常に危険なものなのだ。そんなのを連呼されたら、
他のモノゴトは重要でないかのようにも思えてしまうものだ。
いうまでもなく、リスクなんて一つじゃないというのに。

「ダガーナイフ」を使った通り魔が出たら全面禁止で没収だ。
喉に詰まらせた事件が続いたから蒟蒻ゼリー生産停止やむなし。
何れにせよ対症療法に過ぎぬ。果たして不安は解消されるのかね?
BSE対策の特定危険部位規制も他の病害には無関係だったのだし。

最近は被害者の意識に気を配るような風潮になってきた気がする。
いうまでもなくソレ自体は悪いハナシじゃない。……んだけど、
あまりに安直すぎる対策ばかりが目立つ現状は、その弊害だろう。
被害者への慰めを別にすれば、社会的メリットは少ないのでは?

むしろ、次はどこにどれだけ規制強化が進むのか、気になる。
世間という、実体が曖昧な存在の圧力の矛先が、どこへ向くのか。
そういえば児ポ関連なんかも、その矛先の一つではないかと思う。
(その方面の趣味の知り合いも少なくないが、たいてい人畜無害だ)

だいたいにして、どれだけ法令の規制が厳しくなったとしても、
実効性がなければ意味がなく、むしろ「割れ窓」で悪影響が出る。
今の司法機関に信頼を置いた上で規制強化を唱えているのかね?
期待半分以下不安半分以上、期待過剰で実力過小な印象は拭えぬ。

さらには立法機関に至っても、やはり同じように信頼し難い。
日本において本格的に民主主義が定着することは遂になくて、
せいぜい「民主主義ごっこ」の衆愚政治に終始している。
目先の課題に反射的な対策をして支持率を稼ぐばかりだ。

こんな日本を諦めた方が、むしろ気楽なのかもしれないな。
もしかしたら、いったん厳しい統制国家に成り下がった上で、
民衆からの自発的な民主主義革命を期待するなんて考えも、
まあできなくはないけれど、それはきっと夢を見すぎだろう。

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