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2008.12.14

たまには時事ネタ(36) あとは流すだけ、では済まされない

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物体が限界に達して破断に至る前には、たいてい、その予兆が出ているものである。

最近になって、派遣切りや新卒内定キャンセルなどがニュースを賑わしているが、
「解雇されるかも」と自暴自棄になった男が半年前にいたのは覚えているはず。

それはあたかも、破壊寸前のコンクリート塊がひび割れて飛び散った破片のような。

この破片ならぬ派遣社員は、激しく弾け飛んで、周囲をひどく傷つけたのだった。
社会の圧力が弱い部分に集中し、彼を異常なまでに加速したというコトなのだろう。

犯罪は許されぬものだが、それとは別に、背景の分析と再発防止策も欠かせない。

構造的に弱い部分を作っておいて、それをフューズにするのは、機械を設計する
上では間違いではないけれど、社会を設計する上では、大きな間違いであろう。

切れていいor切られていい、などという扱いは、人を扱うに適当ではないのだから。

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