« どっちが良いというワケでもなく | トップページ | 理系用語で読み解く社会(36) 地盤沈下は不均等になりがちな件 »

2008.12.27

たまには時事ネタ(38) 卵も鶏も同時に変われ。あと鶏舎もな。

20081227_epsn5697s


内定キャンセルが相次ぐ今年度。
救済策として「留年として扱い、学費減額」という措置を執る大学もあるという。
はて、大学てのは、何だったか。

いや、むしろ問題は大企業にある。
新卒しか採用したがらないものだから、こんな事態を招いているのではないかと。
その背景を、少し考えてみた。

おそらくは大卒の成績優秀者を
選抜して社内のエリートコースに乗せ、研修や実際の勤務を通じて幹部候補を
育て上げるのが目的と思われる。

終身雇用と右肩上がりの経済、
そして大学生が持つ勤労意欲の高さを前提とすれば、高い忠誠心の社員を育成
するのに効果的だったであろう。

大卒が高卒や中卒より勤労意欲が高い頃にはエリート育成に役立ったのも当然。
右肩上がり経済の中で自社も成長するはずとして解雇は考慮されていないだろう。
終身雇用が前提だから中途採用はあくまでも補助的な扱いとならざるを得なかった。

しかし、今の時代にそれが相応しい方法だとは、到底思えない。
終身雇用など崩壊したも同然、経済は右肩下がりになっており、
しかも「全入」大学生に勤労意欲など期待できる時代でもない。

まず経済界の連中がアタマを切り替えて人材活用を考え直し、
それに呼応して大学の側も学生の社会教育をしっかり考慮し、
さらに加えて無職無業への補償制度も充実してもらわないと。

てなワケで、お得意の「産学官連携」の出番ですよ、と。

|

« どっちが良いというワケでもなく | トップページ | 理系用語で読み解く社会(36) 地盤沈下は不均等になりがちな件 »