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2008.12.29

自称逸般塵の不通の日記(50) 自由困難者たち

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丼飯屋で、通路を挟んだ向かいのテーブルに座った2人の若い男。
彼らの会話が否応なしに耳に入ったので、食いながら聞くことにした。
不慣れな丁寧語や、ポットの茶の注ぎ合いなどに見受けられる、微妙な距離感。

イベントか何かで知り合ったばかりなのかもしれない。
それぞれの仕事のコトを語っており、一方の男は自由業だとか。
もう一方より少しだけ年輩かとは思うけど、どっちにしろ若い。

車の部品屋か何かに勤めつつ、たまに「便利屋」をやっているという。
「それで食えるなんて、スゲーですよ」と持ち上げる相手の男。
他人に拠らず仕事を得られるというだけで称賛に値するのだろう。

そんなに驚嘆されるものだとは、思っていなかったので吃驚した。
思えば、もう何年もの間、企業や団体に所属せず暮らしているのである。
周囲にも自営業は少なくないから、すっかり普通だと思いこんでいた。

こういった存在が、未だ社会においては特異なものであるとの認識を新たにした。
また、そんな特異な存在でいられる素質というのは、ひょっとしたら希少なのではないか。
それゆえに、このような生活を、もっと続けてみたいものだと思ったりしている昨今である。

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