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2008.12.11

失敗するはヒトにあり

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過去の教訓といえば、かつて大日本帝国が米国に戦争を仕掛けてしまった背景と、
その戦争に敗れた背景には、共通するものがあるんじゃないかという気がする。
(ていうか「勝てない戦いを挑んだ」という単一の事象でもあるのだが)

実のトコロ、ソレを表面的に分析するのは難しいコトではない。
すでに多くの人が考察をしているから、そういうのを組み合わせればいい。
たとえば軍の運用スタイルだとか、国力や産業構造だといった考察は多いよな。

あるいは国民の精神性などに踏み込んだハナシとしても、それなりに
考察が為されているので、それらを応用して論理を組み立てるコトはできる。
でも、そういうトコロを掘り下げるのでも、ない。

ていうか、そもそも日本人に限ったコトでないような気もするのだ。
つまりヒトそのものの性質に起因して、しばしば生じうるケースの
目立つ例として、「勝てぬ戦に突き進んだ」事象に着目しただけだので。

といっても、「ヒトのするコトなど完全じゃないのだから
いつかどこかで必ず失敗するものだ」、なんて言いたいのでもない。
だってそれじゃあまるで思慮が足りないみたいじゃないか。

ヒトのどこがどう「完全でない」から、あんな失敗をしてしまうのか、
その理屈を、それなりに筋道立てて、考えていきたいと考えている。
できることなら、他の失敗例にも共通するような、普遍性のある理屈で。

しかしそう考えてる本人もまたヒトだもんだから、ヒトが持つ限定合理性の
限界に引っかかって、なかなかどうして抜け出すのは難しいのだった。
これはつまり、分かっちゃいるけど何とやら、てなトコロかね。

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