自称逸般塵の不通の日記(68) 大は小を兼ねぬ
たまに通勤電車に乗ると、いろいろ思うコトがあるのだが、
ある日ふと「新聞が電車に適応していない」と思った。
通勤電車内で許容される一人分の個人空間で扱うには
どうみてもあんなものは大きすぎて邪魔な物体なのだ。
しかし単純に通勤電車に適したサイズの新聞を作っても売れまい。
長年に渡って染み着いた固定観念を打ち破れないだろう。
しかも印刷関連コストが高くつくはずだから利益も期待薄。
となれば決して好調でない新聞業界が作るはずもなくて。
むしろ最近の世代ではケータイやモバイル機器でニュースを読む
のが増えてきているようだから徐々に移行していくコトだろう。
そういうのを使わず周囲に邪魔になる巨大な新聞を読み続ける
ような連中は年を経るにつれ社会から減っていくはずなのだ。
結局、「通勤電車に適応したサイズの(紙の)新聞」というのは
登場しないまま、むしろ媒体が世代交代するというワケだな。
| 固定リンク