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2009.03.12

試小説(4) 叢生記

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始めに夜があった
夜は星とともにあった

星は「光あれ」と唱え
夜の中に光が灯った

そして光を得た星々は
夜をさまざまに彩った

だが大きな光が一つ
他の星の光を圧倒する

その大きな光は
光らぬ小さな星々を従えて

光らぬ星の上に
生命を作り出した

光らぬ星の上の生命は
強い光の中に育ち

そして夜の中の星々に
畏怖の念を抱くに至る

大きな一つの光から
離れれば生存も覚束ないが

未だ知らぬ星々の世界に
憧れを抱きつつ

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