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2009.03.09

自称逸般塵の不通の日記(72) デブリッド車の怪

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日曜日、住宅街の入り組んだ細い一方通行の路地を歩いていたら、
大きな真っ黒いSUVが、向こうからやってきた。

車高が高いわりに安定性も高そうな(CCV的な意味でも)ファッティなボディで、
名前とは裏腹に「Sports」とは縁遠そうな、むしろ威圧的存在感ばかり目立つアレだ。

運転席には身なりの整った、違う意味でSportsとは縁遠そうな
初老の男が、左手にステアリング、右手にケータイを持って乗っている。

少し手前の路上ではケータイで道案内をしているらしい
若い男がいたので、それを頼りに入ってきたのだろう。

不慣れな道であるコトは間違いなさそうで、すれ違いざま歩行者が
迷惑そうな顔をして道の端に避けたのにも気付いた様子はない。

しかも、通り過ぎる車が鈍重そうなくせに妙に静かなので
振り向いてみればハイブリッド動力であるコトを示すエンブレム。

加えて後部側面には政府主導で大企業や自治体が数多く参加している、
緑の文字のエコ標語ステッカーまで、御丁寧にも貼ってある。

「え? ドコがエコ?」と、思わず声に出してしまった。
地球どころか人にも優しくなさそうな車に思えてならないのに。

唯一の救いと言えそうな点は、その車の中の男の体型が
肥大しきった車体とは違ってメタボでなさそうだったくらいか。

いずれかにせよ社会的地位の低からぬ者とは思われるのだが、
なんともミスマッチな感じがして、いささか気になった次第。

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