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2009.05.03

理系用語で読み解く社会(45) 面白うて、やがて哀しき反復新星

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巨大な恒星と白色矮星との近接連星系で、
恒星から白色矮星へとガスが落ち込み
堆積したそれが限度を超えると爆発する。
恒星から矮星へとガス供給が続く限り、
いずれ再び同様の爆発が生じる。

当然、爆発の燃料になるガスを供給する赤色巨星がなければ
白色矮星は特に変化もなく、ただ静かに存在続けるのみだろう。

実体経済と金融経済との相互の影響関係
として考えると興味深いなと思っていた。

過剰に膨らんでは弾ける、そんなサイクルを繰り返す経済。
どこか新星にも似ているような気がする。
しかしヒトは、その中で翻弄されていく。

膨らむのに乗じてそれを加速させ多くを得る者がいる反面、
少しばかり得た後に爆発で全てを失う者もいる。

しかも前者も、自分から動いているように思っていながら
実は周辺や自らが描いた舞台の上で踊っているに過ぎなかった。

実は社会経済に限ったハナシでも何でもなく、
むしろヒト社会の活動全般、こんな感じだ。

反復新星では、新星爆発が生じるたびに
白色矮星の質量が少しずつ増えてゆくらしい。
いつか、その質量が一定の限度を超えれば
今度は超新星爆発を起こすと考えられている。

巨大化しすぎた自らの質量に耐えかねての重力崩壊だ。

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