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2009/06/11

都会における、エンジンと車輪のついた個人向け排他的ファッションアイテム、についての考察

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晴れた休日、道を歩いていたら、
欧風の軽快というか華奢な印象の幌車に
メリケン趣味の超扁平極太タイヤ、
なんていうクルマを見掛けた。

あれじゃあクルマが可哀想だ、と思ったが、
ソレを乗り回しているのは若いカップル。
要するに都会におけるクルマというのは
ファッションの一環と考えられているようだ。

この不況下においても、贅沢する人は
それなりの贅沢を続けているとも思う。
そもヒトの多くは見栄のために使うカネなら
ギリギリまでケチらないようにするものだし。

もちろん郊外では生活に欠かせないものだけど、
公共交通が発達している上に駐車場確保が難しい
都市部においては詰まるトコロ贅沢品だから、
飾り立て磨き上げるのが経済力の証となるらしい。

時代の進み方には地域によってムラがあるというより、
地域ごとに異なる方向性を持ちつつ並行している、
というのが正解なのではないかと思う。
乱暴な言い方をすれば、日本の二本化だ。

ちょとハナシは変わるがクルマというのは
「個を育てる」環境ではないかと思う。
個人的関係のみを小さな箱に閉じこめ、
外をシャットアウトする、排他的な印象。

今のヒトビトにおいては、より小さな個体数の集団で
楽しむパターンが増えているってトコロなのだろう。

排他的な個人空間は周囲への配慮に欠けたまま
一方的に拡大する方向性を持ったものでもある。
とはいえ都市部の空間は限られたものでしかなく
誰かが取れば他の誰もが取れなくなってしまう。

飾り立て磨き上げられた車体の外側に
冷たい輝きが見えるのも、納得である。

まあ貧乏人の僻みでもあるのだろうけど。

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