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2009.09.24

自称逸般塵の不通の日記(116) 秋の夕陽に照る川面と路

20090924_img_0136s


この連休中の2日ほどは実家にいたので、
ついでに近所へ少し散歩に出てみた。

今の実家は住宅街だが、西へ5分も歩けば田園風景が広がる。
どこまでも住宅街が続く、都内の自宅の近所とは全く違う。

周囲は収穫期を迎えた水田。刈り取りのパッチワーク。
この時期特有の籾殻や藁灰の匂いを嗅ぐのは久し振りだ。

昔の実家は一面の水田の中にあったので、これが日常だった。
出たくなったのは、そんな秋の匂いに誘われたという理由も。

そのまま西へ西へと、夕陽を追いかけて歩いて行く。
この水田の中を西へ行けば川があって土手がある。

小一時間かけて土手まで行って、帰ろうと考えた。
日中に少し仕事をしてから出たので、間もなく日没。

日没寸前の斜めの光線が風景を柔らかく包み込んでいる。
茜色の西の空から、群青色の東の空まで、広がる色彩。

うっかり高圧線の鉄塔を広角や魚眼で見上げたりして、
いろいろレンズ交換してる間に日が落ちてしまった。

秋の夕日は文字通りの釣瓶落としだと実感した瞬間。
秩父の山並みに沈む夕陽を捉え損なったが、まあいい。

土手の上の木々や通行人が残照の空にシルエットとなる。
空のグラデーションは圧縮されつつも天頂から西に残る。

土手の上のベンチには、夕陽を肴に缶ビールを飲んでいる
近所の老人らしき人影があった。たしかに見事な夕焼けだ。

いよいよ残照が山の端に追い詰められる頃、土手を後にした。
これからしばらく、この景色を覚えているコトだろう。

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