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2009/10/23

たまには時事ネタ(59) 数字も語らず、訴えるのみ

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貧困率なんていう指標の調査が行われていたとは知らなかった。
そういう数字を公表する行為は、政府が決して社会の暗部から
目を逸らしているワケではないという姿勢を示すコトにはなろう。

公開された資料を読んでみて興味深く思った点がある。
世帯所得を世帯員数の平方根で割って「等価可処分所得」とし、
その数値をもとに貧困率の算定を行っているのだそうだ。

人数が多ければ多いほど一人あたり所得が少なくても生活しやすい、
という一般論をかなり単純化した計算式ではあるが、とはいえ
大きくハズレているワケでもないだろうと、改めて実感した。

それにしても、このような計算式を用いる以上、単身世帯の増加が
貧困率を押し上げる結果になるであろうコトも、容易に想像できる。
昨今の景気低迷が世帯収入を下げているのも間違いあるまいが。

いずれにせよ、暗部ノイズに紛れてシグナルを見出し難い数字だ。

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数字なんてのは、読み方一つで、如何様にも解釈できるものだ。
読み手の問題意識次第、むしろ下手すりゃ如何様だってできる。

配付資料では、数字の解釈について一切触れられていなかった。
霞ヶ関での公式の解釈は特にない、というコトなのだろうかね。

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