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2009.11.23

暗箱に針穴(10) 光陰は一瞬。矢よりも迅し。

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例によってカメラ初心者の友人からのメール。

> 奇麗というかふしぎ。
> 月を虹で囲っているように見えて、すごく神秘的だった

数人のカメラ仲間への同報となっていたが、
メールを受けて外を見た仲間たちの多くは、
そいつと同じ光景を目にするコトができず。
皆それぞれ違う場所にいたので、
同じ景色を見るコトができなかったのだな。

月と雲の位置関係の、ほんのわずかな変化で
虹色に暈が掛かった状態か、単にボンヤリと
した暈なのか、大きな違いが出るのだろう。
しかも、その夜は雲が流れていた。
だから虹色の暈は、すぐに色褪せたという。

景色は光線の微妙な加減で作られるものだ。
太陽や月の動きなど遅いと思われがちだが
とんでもない、驚くほど速い動きを見せる。
たとえば日の出や日の入りの前後。
ほんの数秒だけ目を離した隙に好景を逃す。

とにかく風景というヤツは逃げ足が速い。
好みの景色は出会ったら撮れ、が鉄則だ。

だが、観察し続けていれば変化の瞬間だって
捉えるコトも不可能ではない。
といっても、そういう観察の必要性の認識は、
得てして決定的瞬間を見逃した反省からのみ
得られるモノだったりするのではあるけれど。

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