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2009/11/27

暗箱に針穴(11) 錯誤嗜好のスパイラル

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ここまで露出だの構図だのとエラソウに語ってきたが、普段は
その場の状況に応じて“かなり適当に”撮影しているのが実態。
そもそもにして細かな理屈を捏ねつつ行動するのは苦手なので。

この点に関しては、いつも周囲から誤解されがちなのだけれど、
理屈“っぽく”書いたり喋ったりする傾向が強いだけであって、
むしろ思考形態は非常に直感的であって本物の理屈とは対極だ。

写真の撮影においても、やはり同様に直感の要素が非常に強い。
たとえば露出値など、普段から暗算などをしてるワケではなく、
そのとき脳裏に浮かんだ数字をカメラにセットしていたりする。

構図だって、美術の授業みたいな構図の組立などできないから、
かなり漠然と置いているだけだ。「画面に入れたいモノを入れ、
入れたくないモノを入れない」とは、常に意識しているけども。

結果的に「試してみたら面白い画になった」というカットも多い。
いつもの「カメラ初心者」とは別の友人とのメールのやり取りで、
そんな写真の一つについて、撮影時の思考状態を説明したところ、

> アバウトだなぁ……
> 構図を意識して計算尽くで撮ったと思ったのに褒めて損した(笑)

とか、言われてしまった。まあ説明しづらい感覚ではあるので(笑)

ここで自己弁護をしておくとするならば、一応は10数年間に渡って
一眼レフを使い続けてきたのだから、それなりには経験が蓄積され、
直感としてアウトプットされるようになっているのだろう、と思う。

それゆえ経験に応じた程度の撮影技能となる。実際に、不慣れな
状況下では脳内山勘式露出計の精度も、けっこう低下してしまう。
そんなときはカメラ内の露出計を参考にしつつ、撮っては確認だ。

デジタルだと、撮ってすぐに画像を確認できる点が特に助かる。
その場で露出や構図をチェックして、修正できるようになった。
当然、慣れたシチュエーションでも、さらなる工夫につながる。

感剤費を気にせず微妙に変化をつけ同じ被写体を延々と撮り続け、
PCに取り込んだあとでカット選びに苦労しつつも、ちょっとした
違いが、どれだけ大きな効果をもたらすか、という経験を重ねる。

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プロじゃないんだし、趣味の写真なんて、
気付きと工夫と、それから遊び心でしょ。

写真であるコトさえも、決まり事ではないと思う。
若干の線を描き足すくらい、いいんじゃないかな。

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