« 暗箱に針穴(3) ときには眺めたり、透かしたり | トップページ | 暗箱に針穴(5) 魚眼レフレックス方式 »

2009/11/06

暗箱に針穴(4) 魚の目、蛸の目、□い○

20091106_img_1170_1sqs


写真趣味の多くが通りそうな道としては、魚眼もあるだろう。

魚眼レンズなんて、もとは特殊な学術用途のための品で、
非常に高額かつ入手困難な製品だったなんて時代もあった。

そんな時代のヤツを1本だけ持っているが、
一眼レフ用でありながらミラーアップして装着せねばならず、
使えるボディは限られるし一眼レフですらなくなってしまう、
しかもフォーカスは固定されていて近距離撮影もできない、
などなど、かなり不便な点が目立つ品物だったりする。
おかげで普段は、マウントアダプターを介して
レンジファインダーに装着して使っている始末。
顕著な色収差は、モノクロが主流だった時代を感じさせる。

時代が下ると、こんな魚眼も徐々に使いやすくなり、
今では広い画角や歪曲を楽しむレンズという位置付けだ。
他のレンズの前に装着して使う魚眼アタッチメントなども、
ときたまサードパーティ品として売られているくらい。

魚眼アタッチメントの、おそらくは
ごく初期のものと思われるヤツも手許に一つ、ある。
当時の標準レンズをベースにする前提で作られており、
52mmフィルター枠を利用して装着するものだから、
割と手軽に使えるものではあるけれど、いささか重く、
土台となるレンズのヘリコイドが負けそうになる。
というか、樹脂製ヘリコイドのヤツは、実際にガタが来た。
(樹脂製だけに安いので、いずれ余裕ができたら買い替えだ)

云々。

ともあれ、そんなのを散歩のときに鞄に忍ばせておくと、
ちょっとした日常風景も、ちょっと不思議な非日常風景に。
一緒に歩いていたカメラ仲間のリクエストで、
電話ボックスの中から見上げてみたり。

135判フルサイズじゃないので円周が切れてしまうけど、
短辺に合わせて正方形にトリミングすると落ち着く。
ちょっとハミ出してしまった感が出て、悪くない。

ただし画角の広さには要注意。
うっかり、なんてもんじゃない、よほど気をつけないと
ほぼ確実に撮影者の本体や影が、入ってしまうから。

|

« 暗箱に針穴(3) ときには眺めたり、透かしたり | トップページ | 暗箱に針穴(5) 魚眼レフレックス方式 »