« 役に立つか苦言かどうかは受け手次第(42) 人はニーズのみにて生くるにあらず | トップページ | たまには時事ネタ(60) むしろ“仕付け”とか思う »

2009/12/14

無車線道路

20091214_20090720528s


他車を追い抜きたい連中は車線を右へ右へと移ってゆく。
レーンを使い分けて追突事故の危険を減す狙いだけども、

しかし社会の中には中央分離帯なんて存在しないから、
右寄りすぎれば対向車との衝突の危険は高まってゆく。

そもそも高速で走れば実質的な視野は狭まるし、
危険を回避するための応答余裕もなくなるもの。

そのうえ運動エネルギーは速度の自乗に比例するから、
相対速度が高いほど衝突時の衝撃も大きなものとなる。

追突なら速度差は小さいが対向車とでは合算である。
右寄りの先鋭化はリスクを飛躍的に増加させるのだ。

右車線の連中が衝突すれば左車線の車まで巻き込んで、
事故渋滞を引き起こした挙句に後続にまで影響が及ぶ。

しかも速度が高ければ高いほど減速や進路変更が
難しくなるものだから事故回避もまた非常に困難。

また逆に、あまりにも左の車線を走っていたりすると、
これまた歩行者や自転車を巻き込む事故の危険がある。

それほど大きな衝突エネルギーではないかもしれないが、
巻き込まれるのが交通弱者だけに人的被害は大きなもの。

全世界共通の社会交通ルールも確立してないから、
事故を防ぐために相応の節度が求められるワケだ。

といって必ずしも中央車線が良いというワケでもない。
多くの車が集中してくれば渋滞して全体的に遅くなる。

「こうすれば安全」「こうすれば早く着く」なんて
明確な方法論など残念ながら世の中には存在しない。

一人ひとりが、自車とその周囲の状況を常に監視し
迅速に判断して適切に対応していかねば、すぐ事故る。

|

« 役に立つか苦言かどうかは受け手次第(42) 人はニーズのみにて生くるにあらず | トップページ | たまには時事ネタ(60) むしろ“仕付け”とか思う »