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2009/12/22

We're asking why...

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ノウハウという言葉の意味するトコロを、
実はあんまり重く見ていない。
そんな感覚が、最近ちょっとある。

ソレを自ら積み重ねたり継承したり、
あるいは伝達するなどは、
割と難しいコトではないから。

あるいは知識を蓄えるなんてのもまた、
やはり、さほど重視しない。
その気になれば難しくないものだ。

そんな感覚を持っているもんだからか、
蓄えてきた知識やノウハウの
提供も、特に惜しいとは感じない。

むしろ大切なコトは、それらの先だろう。
少しばかり語弊のある言い方だが、
より高次の知的活動を経て得るものを。

知識は点、howは線、whyは面のようなもの。
蓄えた知識をつなぎ合わせてhowを得、
さらにhowの蓄積からwhyを、人は見出す。

知識を蓄え、HOWを得て、而してWHYを見て、
そしてようやく足るを知るのである。
各段階とも軽視すべき要素ではないのだ。

だが、このように上の次元へ移行するには、
下の次元の内容を繋ぎ合わせて
総合的に捉えるような思考形態が必要。

ヒトの知的活動の中でも特に重要なのは、
そのあたりの、下の次元から上の次元へ
上っていく階段のようなヤツではないか。

現実にあるモノゴトの細部に気付いたり、
あるいは現実から再構成する能力だとか。
本当にヒトが持つべきは、そこだろうと。

そういったトコロを身に付けていくには、
他人の思考ルートを追体験するのが効果的。
しばしば個人的な発見を記すのも、そのため。

考え方の道筋を見出す能力というのは
どちらかというと先天より後天的資質に
依るトコロが大きいと思うので、なおさら。

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