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2010.03.20

たまには時事ネタ(62) モう、委員会?

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モ提案は委員会で否決されたが自主規制の強化を引き出した。
欧米を中心に一定の支持を得ており彼らの目的も達せられた。
当面は追加の提案も考えていないというあたり退き際も好い。
やはり外交巧者なのだなあというのが、率直な感想である。

目的のためなら手段を選ばずという言葉の裏には、
目的を果たしたなら手段を捨てるコトも惜しまず、
という考え方も含まれているのだなと改めて納得。
敵対ではなく、資源保護を求めていたのだから。

農水大臣が一安心したような顔つきで喋っていたけれども、
そういうトコロまで実は彼らの狙いだったのではないかと、
そんなふうに穿って思えてしまうくらいに妥当な落とし処。
いや、まあ最終的には本会議の結論を待つ必要はあるが。

資源枯渇といえるかどうかという段階で提案した点も、
さらに穿って考えるならば問題への早期対処だったか。
本当に逼迫した状況であれば提案が可決されてしまい、
望まぬ敵を作ってしまう結果になった、かもしれぬ。

なんといっても彼らは条約対象となったとしても
大して困らないし苦痛にも感じないであろうから、
逆にいえば条約の対象として決まってしまったら、
困ったり苦痛に感じる側の反感を買いかねない。

あまり強い反発を招くようでは将来的に禍根が残り、
規制の反動によって人々が更なる危機に陥りかねぬ。
適度なメッセージを伝えた上で相手の自主性に委ね、
その動きを尊重する形に持ち込むのが得策である。

しかし先日提案を見送られたという東京都の条例案は、
そのへんまで考慮しての対応なのかどうか疑問に思う。
といっても具体的な経緯を知らんので詳しく語れない。
実際のトコロ、どうなんだろうね。

どの国でも基本的に輿論ならぬ世論で動くヨノナカであるからして、
民意に沿った対応をしなければ為政者の立場は危うくなるワケだが、
ただ平伏盲従ばかりでは衆愚の先を行く存在になりかねないだろう。
世論そのままの政策では弊害があるからこそ為政者の知恵が重要。

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