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2010.03.14

自分で自信をなくしていく原理と、その対抗策について

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ビジネスの上ではオキャクサマを相手にする可能性を考慮して、
あるいはモンスターに備えておかないと危ういものだから、
ついついそうしてしまいがちだけど、たとえば公共に関わる
コトなどについてみれば、それだけで良いとは到底思えない。

いや民間企業だろうと客の理不尽な要求など受け入れぬ方が、
むしろ顧客を育てていって共存できるようにしていくのが
後々の為には重要なのではないかとは思うのだけれども、
実際ほとんどそうなっていない現状が問題なワケでね。

現実問題としては、対抗するには体力も気力も時間も、
ひいてはコストも必要になるものだから、ちと難しい。
中長期はともかく直面した際の対応としては、妥当だ。
だけど、それだけではないような気がしているのよね。

姿勢だけでなく気持ちも低くしてしまいがちなのは、
仕事をする上で自信を持てなくなっているから?
つまりは胸を張って生きている実感がないから?
というコトは確固たる自負を持てていないから?

アタマを下げてばかりいるコトが中長期的に影響しているのだ。
気持ちの上でも劣位に立ってしまう性質を、ヒトは持っている。
強い個体が群れを統率しやすくするための本能的な反応だから、
その影響を受けぬようにするのは、なかなか難しいものである。

逆に面従腹背するとしたって、その心理は意識無意識を問わず
微妙に表面に現れるものだから、感覚の鋭い客に見透かされて
むしろモンスター化させてしまう危険が高まってしまうだろう。
どちらが高い低いと考えていれば、どちらかの危険に陥りがち。

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短期的にのみ物事を捉えていると、
自分の弱みや相手の強みが大きく見えて
すぐ不安に駆られてしまうコトだろう。

というワケで自らモンスターになっていって、
限定条件下での優位をことさら強調して
押し出すような存在となってしまったり、

あるいは逆に優位性の弱い状況下において
モンスターに服従する立場に陥ったり、
そんな関係を避けるコトは非常に難しい。

ほんの少しの変化でも、それが続けば
どんどん加速していって強い変化となり、
中長期的には好ましくない状況ができる。

けど今そこで強いヤツでも、トコロ変われば、
あるいは時代が違えば結構弱かったりする。
あくまでも限定条件下の優位に過ぎない。

そもそもヒトなんて万能じゃないのだし、
しかも成長したり老いて死んだりする。
そこまで考えておけば、多少はブレーキにもなろう。

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対価を受け取って商品やサービスを提供する立場であれば、
その対価を払ってもらえるだけの価値がある存在として、
自信を持って仕事をしていく意識が、本来は必要であろう。
上でも下でもない。対価と商品を、対等に取引する関係だ。

企業が顧客に、自治体が住民に、政治家が有権者に、など
そういった関係は社会の中で無数に、網目のように巡る。
その中のどこを良くすれば改善される、というのでもない。
ただ、それぞれの意識をこそ、変えていかねば、直るまい。

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