« 自称逸般塵の不通の日記(160) ある小雨模様の日 | トップページ | このクニのカタチ・暗黒面 扇動するのも簡単だ »

2010/05/13

科学系ヨタ話(13) 広報活動の後方にある活動や如何

20100513_img_2469_1s


大手町の取引先に立ち寄ったとき、某有名独法が運営する、
丸の内の大型複合ビルにある広報施設、の話題が出てきた。

その存在は以前から知っていた。

吹き抜けを挟んで、老舗書店の向かいにある小さな施設だ。
その書店に寄ったついでなどに、何度か足を運んだりした。

「仕分けで廃止との結論が出て初めて知り、行ってみたら
ものすごく混雑していて驚いた」と、取引先の青年は言う。

せっかくだからと、その取引先からの帰りに、寄ってみた。
なるほど、かなり混んでいる。以前と比較すれば、だけど。

そこにあるコトを知らなかったのであろうな、多くの人が。

ていう感覚からすると、仕分けられても致し方ない程度に、
中途半端な広報活動でしかなかった、とも言えそうである。

もともと知っている者にとっては、さしたる情報ではなく、
もともと知らない者にとっては、まったく認知されてない。

事業主体にしてみれば付帯業務でしかないかもしれないが、
広報周知啓蒙といった活動を疎かにしていては立ち行かぬ。

--
研究成果の報道などを通じて興味を集め、ネットで情報提供、
そしてセミナーや施設公開などのイベント集客などといった
活動に関しては、多くの研究機関で悪くない結果を出してる。

しかし、それでも不完全。

それまで全く知る機会を持たなかった者が、短時間で判断を
下すよう作られた場への対策としてみれば、非常に心許ない。

有権者は素人であり、その投票で選ばれた素人が政権を握り、
素人政権の意思によって大きく左右されるのが独法の予算だ。

知ろうとしない素人にさえも伝えていかないといけない現状、
研究者にとっては決して嬉しくない環境ではあるだろうけど、
そこに適応していかない限り、いずれ予算を切られて滅びる。

無数の素人を変革させるコトは非常に大変で困難ではあるが、
少数の玄人を変革させるのならば少しはマシであるだろうし、
いずれは変革した玄人が無数の素人を変革させてくれるかも。

いずれにせよ、味方は、作っておくに越したコトはないはず。

|

« 自称逸般塵の不通の日記(160) ある小雨模様の日 | トップページ | このクニのカタチ・暗黒面 扇動するのも簡単だ »