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2010/05/06

出張旅行記(29) 気を紛らす旅のハナシ

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まだ缶詰生活は終わっていないのだけれど、
その前にあった出張の話でも書いておこう。

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1年振りに乗った寝台特急。数えてみれば通算4回目だ。
もともと空港が好きでなく(航空機は嫌いじゃないが)、
東京から四国あたりでもスケジュールが許せば列車で
旅をするコトが多いのだが、最近では移動中の時間を
より有効に活用できる寝台に好んで乗るコトが増えた。

しかし寝台列車は廃止休止が相次いでいるのが現状だ。
昨年は「はやぶさ」と「北陸」に乗ったが、どちらも
今のダイヤからは消えてしまったのが残念でならない。

費用や融通性では夜行バスに勝てず、移動時間の短さ
では航空機や新幹線などに勝てず、そこに加えて高速
道路の値下げがあって、事業としては苦しいのだろう。
同様にフェリーも採算悪化で運休航路が増える一方だ。

だからせめて、使えるトコロには使って行きたいのだ。
今回は島根への出張が入ったので、未だ残る数少ない
東京発の定期寝台特急の一つ、サンライズで出発した。

どうも不思議な縁があるもので、未だに訪れる機会の
ない県が7つくらいあるというのに、島根出張は2度目、
鳥取にも3度は出張していて、山陰地方は妙に縁が深い。
そこへ向かう寝台特急が今でも残っているのは幸いだ。

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12時間あまりの寝台の旅は一人静かな時間を過ごせる。
読書したり仕事したり思索に耽ったり、また眠ったり。
今回は出張先での仕事の準備に加えて別件の仕事にも
追われていたので、ほとんど仕事に充てる予定だった。

個室の小さな空間は小柄な身には手頃な大きさであり、
寝台脇に荷物を置いて横になれば、ほとんどピッタリ。
横になってリラックスして仕事に取り組めるワケだが、
ところが今回は妙に捗らず、諦めて早寝してしまった。

早寝して早起きしたおかげで出会える景色は中国山地。
谷間を縫って走る線路からの車窓の眺めを楽しみたい
のであれば鉄路で旅をする以外にはない、と思い知る。

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戻ってからも缶詰が長引いているのは、
そのせいもあるけれど他の理由もある。

もともと出張前から妙に落ち着かぬ心況が続き、
様々な状況が重なり浮ついた状態のままだった。
出張は、それを少し延長したに過ぎない、はず。

むしろ何か追われたような気持ちでいたのを、
少しは解してくれたような感覚もあるくらい。

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