« このクニのカタチ・深層流(あるいは熊'n八) | トップページ | 役に立つか苦言かどうかは受け手次第(56) そ、醍醐味。 »

2010/06/08

理系用語で読み解く社会(65) 群れるという戦略

20100608_20090221225s


個体単独でなく集団を成して棲息した方が、
好適地を占有する上で大いに有利にはなる。
それは植物動物問わず全体的な傾向である。

ヒトも個体単独では弱い存在でしかなくて、
やはり群れてこそ強みを発揮するイキモノ。
単独では太刀打ちできぬ獲物も捕らえ得る。

そして一般的にみれば数が多い集団の方が
より小さな集団を圧倒する力を持つもので、
大きな集団へ集まろうとする動きが生じる。

とはいえ集団内では個体の大きさや形状に
ある程度の制約が加えられるのもまた事実。
そうしなければ集団の崩壊を招きかねない。

もし集団内で規格外の存在が生じたならば
集団を維持すべく排除しようとする動きが
その集団内で生じてくるのは自然の道理だ。

さらに集団が組織化構造化を進めていけば、
全体を統括するような個体を作り出したり
全体のために敢えて死ぬような個体も生む。

全体としての生存を図る為には個体を殺す
コトも場合によって必要というワケである。
そうまでしても集団の誰かは生き残ろうと。

ただしそれも集団が生存していけるだけの
好適地が維持され続けているコトが条件だ。
その前提が崩れれば集団も衰え滅びてゆく。

後に残るは環境に対し無防備となった個体。
次の世代を残せなければ絶滅も近かろうよ。

--
こんな混迷の時代に置かれているとヒトは、
まずもって安定を求めてしまうものらしい。
そして集団内の秩序を過剰に要求している。

他人の後追いする心理は自信がないせいか、
または不安に居ても立ってもおれぬせいか。

半ば原始的な本能によるものではあるけど、
状況によっては役に立つコトもあるし逆に
破局を早めるコトもあると心して使いたい。

日本国という集団、または政党という集団、
あるいは地方自治体という集団、いずれも。

|

« このクニのカタチ・深層流(あるいは熊'n八) | トップページ | 役に立つか苦言かどうかは受け手次第(56) そ、醍醐味。 »