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2010/06/06

このクニのカタチ・表面張力(あるいは弥次喜多)

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微妙な押し合い引き合いで動いているヨノナカを
(以前「こっくりさんのそっくりさん」と書いた)
皆が皆で自分勝手に動かそうとするばかりだから、
結局のトコロ誰かさん(単数形・複数形問わず)が
動かそうとした通りに動くようなコトはまずない。

でも衆愚が増えれば、可能になるのかもしれない。
なにしろ最近、世論調査の結果を見て動くような
有権者もいるように思えてならず、可能性はある。

そういえば人気の書籍だとか話題の映画だとかを
「見なきゃ」って思ってしまうような心理などは、
まさに群れで生活する動物としてのヒトの性質だ。

個体が全体を直接知覚できる程度の小集団ならば
それでも大きな問題は生じなかっただろうけれど、
ヒトが社会を作り情報の流通を発達させていって
大きな集団となるにつれ良くも悪くも影響は拡大。

寄らば大樹の陰とて人気のあるトコロに集まるが、
集まったヒトの重みに大樹が耐えられるかどうか。
もし耐えられたなら集まったヒトビトの力を得て
さらに大きく強く長く支え続けるコトになるけど。

でもいつか倒れるコトをヒトはすぐ忘れてしまう。
盛者必衰の理は昔から語られているはずだけれど。

逆にヒトが集まらないトコロでは何も顧みられず、
大樹が倒れたときに流れてきたヒトビトを支える
ほどの力もないまま連鎖的に倒されてってしまう。

乗り遅れた上に無理して飛び乗ろうとした挙句に
乗り損ねて痛い目を見たコトも少なくないはずだ。
けれどもこのクニのヒトビトは痛みを忘れるのが
早いもんだから似たようなコトを繰り返すのかね。

だいたいにしてヒトの失敗なんてのは似たような
トコロで生じるものだけれど他者からみればそれ
だって笑い話になってしまう対岸の火事に過ぎぬ。

そうやって嗤っていた連中も同じように失敗して
ドタバタを繰り広げる様子を嗤って見ていられる
あたりは実に暢気で憎めぬヒトビトだとは思うよ。

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