« 自称逸般塵の不通の日記(176) ゲリラも雲散霧消、特別区の壁? | トップページ | 変わり目を迎えたヒトビトの傾向と対策 »

2010.07.28

暑い夏だからか寒い冬のハナシをしてみたくなった件について

20100728_img_3066s


ヨノナカの基本構造は、急激に変化したりするコトもあるが、
しかし、その激変の間にある期間にも緩慢ながら変化はある。

同じ梅雨でも初期のシトシト雨と末期の豪雨で大きく違うが、
それでもヒトは同じく梅雨という一つの期間で括って考える。
同じ盛夏でも初期のカラッとした青空と後半の蒸し暑さとは
やはり違うワケだが大きくみれば暑い盛りでヒト括りとなる。

たとえば日本の高度経済成長期からバブルまでの期間などを、
そんなふうな性質のものだったと考えてみたりできないかな。

も少しイメージしやすい比喩にしよう。

かつてないほどの酷暑と旱魃をもたらした激しい夏が過ぎて、
秋には豊かな実りが得られて人々は豊作の喜びに踊り狂った。
ところが続いて訪れるは酷寒の冬。春まだ見えずと白息吐息。

季節の移り変わりに対して長年の蓄積で適応してきた日本人、
だが時代の移り変わりに対しては、どうにも不慣れな印象だ。
未だに秋の時代の体質から抜け出せなくて冬の寒さにメゲて、
厚着して暖房を焚いて動かず切り抜けようという連中も多い。

そうじゃないだろう。冬は子供の季節。

ちょっとくらい寒かろうと元気を出して歩き回った方がいい。
動けば動いただけ身体は暖まるし、何かを発見したりもする。

だというのに老人たちは親切心か余計なお世話か知らないが、
「出歩かない方がいい」「出歩くなんて正気の沙汰じゃない」
なんていうくらいの扱いときたもんだから、どうしたものか。
たっぷりと秋の実りを蓄えているような連中からしてみれば、
そのまま閉じこもってた方が、いいのかもしれないけれどね。

それぞれがそれぞれに適当な行動を選択している結果として、
すっかり別々の生活圏ができて、もう断絶してしまっている。

あまりにも異なった立場、どちらが良いか云々なんて無意味。
だけれど間違いなく言えそうなコトは、春の気配を知るのも
春の恵みを得るのも、外に出歩いている人たちの方が先、だ。

さて、その結果どうなるか。

まったく当たり前のコトだけど、基本的には経験しなけりゃ
身に付かないコトも多いから、未経験者が入れない業界では
先細りになりかぬ、そういった構造的な問題があったりする。
ところが、時代の激変期が程良い頻度で訪れるなら話は別だ。
しばしば未経験者の方が有利だったりする場面も少なくない。
となれば、多少の問題を抱えた構造であっても維持されよう。

日本語では「雨降って地固まる」といった言葉もあるけれど、
どこぞの乾いた大陸では森林火災が生物群の生育を促したり。
むしろ、環境の激変期にあっては古い個体を完全に捨て去り
新しい個体に入れ替える、そんな構造になっているのかもな。

|

« 自称逸般塵の不通の日記(176) ゲリラも雲散霧消、特別区の壁? | トップページ | 変わり目を迎えたヒトビトの傾向と対策 »